Entries from 2023-03-01 to 1 month

Dandyism

昨日の歌会の終了後、相原かろさんに「この作品のダンディズムは兼子さんのだと思った」と言われたのは嬉しかった。作品に個性が表れている。私の生活様式が文体にまで昇華されてきている。また、別の方から「詠みぶりが古風だ」と指摘を受けた。これもよろ…

Marginal Woman

亡命知識人とアメリカ―その影響とその経験作者:ルイス・A. コーザー岩波書店Amazon ヨーロッパ就中、ドイツにおいて、ナチスを初めとする反ユダヤ主義が吹き荒れた。その際、多くの知識人たちはドイツからフランスへ、あるいはイギリスへ逃げたが、最後に行…

自転車通勤

今の職場を辞めることに決まって以来、私はたびたび自転車で通勤するようにしている。交通費は支給されているし、それゆえに本当は電車以外の方法で会社に通ってはいけないのだが、どうしたことか定期券を購入しておらず(やはり、今の職場を自身の仕事場と…

悪習を断つ

最近、疲れやすい。よく眠っているし、ちゃんと食べているのに、それでも疲れやすい。原因はなんとなく分かっている。おそらく、酒のせいだろう。逆に酒をほとんど飲まなかった翌日は体が軽いのである。酒はいったん飲み始めると、2、3時間、音楽を聞きなが…

歴史的文書

朝、立教大学チャペルで聖餐式。広田勝一チャプレン長の『旧約聖書』に関する講話を聴いていると、『詩篇』の節番号が私の手持ちの文語訳『聖書』と相違していることに気づく。最初は先生がレジュメに転記するのを間違えたのかなと思っていたが、家に帰って…

春眠

転職が決まった。4月からは某業界新聞の記者ライターとして働くことになるが、それまでに酒と煙草を控えて、体調を整えておきたい。特に紙巻シガレットは癖になり、オフィスワークの支障になるので、今のうちに辞めておきたい。ただし、パイプは辞めない。 …

時宜

天あまが下したの萬よろずの事ことには期きあり萬よろずの事務わざには時ときあり生うまるゝに時ときあり死しぬるに時ときあり植ううるに時ときあり植うゑたる者ものを抜ぬくに時ときあり 『傳道之書』 この頃、作品と呼べる物をほとんど書いていない。小説…

ビートルズのなぐさめ

新宿のとある業界新聞の面接のあと、私は昂った気持を鎮めるために、喫茶店に入り、hi-liteを一喫した。紫煙を燻らせながら、店内のスピーカーに耳を傾けていると、懐かしい曲が流れてきた。The Beatlesの"Hey Jude"である。その歌声を聴いた瞬間、私の疲労…

聖書と辞書

先日、十蔵寺さんと離床介助をしていた時のことだ。「兼子さんは最近、何の本を読んでいますか?」満面の笑みで訊かれたものだから、こちらはしどろもどろになってしまったが、それ以上に当惑したのは、私が本を大して読んでいない、ということである。「こ…

寝落ち

昨夜は遅番。男同士で仕事をしていると、下手に気を遣わなくても、それぞれが黙って働くので、仕事がすいすい進む。この現場感覚は気持いい。大切にしたい。 深夜、友達が遊びに来る。ウイスキーを飲みながら歓談していたが、私が途中で寝落ちしてしまった。…