Entries from 2023-01-01 to 1 year

ストライキ

午前1時に起きる。中途覚醒と言えば、まさしくそのとおりだが、この一人きりの夜の時間をいかに豊かに使うかが、今後の私の成功に関わってくる。酒は飲まずに(飲んでも構わないが)、読書と執筆に充てよう。そして、朝方、眠ればいい。 会社から持ち帰った…

書き入れ時

山のような洗濯物を 腕を組みながら見ていた 恋人がほしいとここで 思っちゃいけない レンタルビデオは二日延滞 持ち帰ってきた仕事も スピルバーグみたいに最後は 奇跡をおこしたい 槇原敬之「SELF PORTRAIT」 この頃は珍しく忙しくしていて、週末、会社の…

重心の置き所

この頃、筆力がとみに落ちている。原因のひとつとして、私の取材の厚みが足りないのかもしれないが、それ以上に文章作成能力が落ちている。文体の凝集力が明らかに落ちているが、業界新聞の記事はそんなものは求めていないので、この点は心配しなくてもよい…

午後の懈怠

まったくやる気が起きない。体調不良で、この週末は、家に引き籠もっているのだが、その間、肉体的な不調と引き換えに精神的には安定していたので、抗精神病薬を飲むのを怠った。すると、どうだろう——脳内の神経細胞間のドパピン濃度が低下したのか、何事に…

修行僧

45歳になったら、ジャーナリストを引退して、再びフリーライターに転身したい。世間の、社会の情報を集めて、それを表すことに腐心するのではなくて、書くこと、自分の文章そのものに正面から向き合いたい。己のエゴイズムを見つめる——そのためにより自己中…

新聞記者

ようやく、新聞記者ジャーナリストとしてやっていく覚悟がついた。今の業界新聞社に就職して5ヶ月が経つから、ちょうどいい頃合いだ。 もちろん、私は文学者ライターであるけど、会社で働いている間は、その鳴りは潜めていようと思う。個人よりも組織優先、…

Chapel Champ 2023

8月26日、27日に立教大学のチャペル・キャンプに行った。 しかし、清里への鈍行列車の旅が身体に堪えたのか、その後、腰と背中を痛めて、今は療養中である(しかし、会社に行って仕事はしている)。 キャンプでは私は我がままを言って、『ソロモンの雅歌』の…

via media

朝4時。虫の音が聞こえる。秋の気配がする。サラリーマンになってから、生活リズムがすっかり朝方になった。学生の頃と同じ、否、それよりも規則正しいと言えるだろう。介護で夜勤をしていた頃、また、それに乗じて、時々夜遊びをしていた時分がいかに本来の…

狂気と向き合う

昔、老人ホームの介護福祉士ケアワーカーを辞めて、記者ライターとして仕事を始める時、大学の先輩に不意に言われた。 「それじゃあ、兼子くんは自分の狂気と向き合うんだね」 最初は何のことかと思ったが、文学者ライターと新聞記者ジャーナリストの仕事の…

私の修業時代

ある日の編集部の一コマ。 「兼子さんが以前、取材で迷惑をかけた作家さんがうちのTwitterをリツイート(これはもはや死語か)してくれましたよ」 と、隣の編集者のお姉さんが言った。 「それと、三浦綾子記念文学館もリツーイトしてくれている。この人、ク…

EarlyTimes

早朝でも室外機の轟音が鳴り響いている。これはここ10年、20年の間に訪れた大きな変化だと思う。昔は明け方はエアコンを消していたが、今では連日熱帯夜で、人々は窓を飽けることを忘れてしまったらしい。しかし、明け方の少し冷えた空気の中、読み書きをし…

因果な商売

昔、ミニコミ紙の記者をやっていた時、還暦を過ぎた同僚がふと漏らした一言がある。 「因果な商売だな」 記事を書くことは、人々の感情と利害が複雑に絡み合った過程を認識する作業である。その点、やはり、記者ジャーナリストは政治的な職業なのだろう。 し…

半端仕事

人づてに聞いたことだが、広告代理店出身の私の旧友が、この頃はタイミーなどのバイトアプリを使いながら、近隣のコンビニエンスストアを渡り歩いているらしい。昔、夢とか理想を語り合った友人が、今ではそんな半端仕事しかできない所まで堕ちてしまったこ…

であることとすること

記者のくせに原稿を書かない日がある。今日はそれにあたる日で、午前は校正などの編集作業に没頭して、午後は取材に出て、新しい記事ネタを探していた。こんな日は懸命に働いたけど、(本当の)仕事をしていないな、と思う。白紙のような一日だった。 その空…

金を稼ぐ学問

マンキュー入門経済学(第3版)作者:N・グレゴリー・マンキュー東洋経済新報社Amazon グレゴリー・マンキュー『マンキュー入門経済学』を読んでいる。 どうして、時間の合間を縫って経済学の勉強をするかというと、政治学を勉強していた頃の名残で、政治の…

寝汗

この所、寝汗がひどい。冷房を入れて、眠りに就き、夜半目覚めると、頭と首のまわりにじっとりと汗をかいている。ここ半年くらいで、かなり目立つ現象のような気がする。 原因はいくつか考えられる。まずはアルコール。寝る前に多少飲むので、それで身体が火…

タコの足を食う

ブログのネタがない、という問題がある。これは新聞のネタがない、と似た状況で、書くべき事実コトが見つからないということである。事件がない、あるいは、それを探す努力を怠っているのである。これは、寿司のネタがない、という状況にも例えることができ…

記者修業

まだまだ修業が足りない。作家修業ではない。記者としての修業、記者修業である。 取材対象との間合いの取り方が未だに分からない。こちらも仕事ビジネスであるから、相手に接近するだけが能ではなく、離脱すること、手放すこともするのだが、どうしても生来…

近代改修

7年間愛用しているnotePCのキーボードがへたっている。「A」のキートップがすぐに外れる。「S」「Ctrl」「BackSpace」など、よく打鍵するキーもぐらついている。明らかに経年劣化である。今日、昨年購入した新型PCに引っ越しを試みたが、急に億劫になった。…

サシ呑み

昨晩は『月刊 下水道』の編集者 牧くんと、四ツ谷の角打 鈴傳に飲みに行った。 http://suzuden-sake.com/stand.html この頃のエントリでは、しきりに「酒が飲めなくなった」と書いているので、「なんだ、やっぱり、飲んでいるじゃないか!」と思われるかもし…

呪術廻戦

4日間休んで、薬を規則正しく飲んだことで、体調は確実に安定した。今、就寝後3時間で起きて、このブログを書いているが、病的な中途覚醒ではなくて、むしろ、健康の現われとして捉えたい。眠れない時は仕事/活動をすればいいのだ。コーヒーを切らしている…

夏期休暇

勤め先の会社から、夏期休暇を2日間もらえるので、土日のあとに今日明日と休みを入れて、4連休とした。8月11日の新聞の休刊日に合わせて、日程を調整したのだ。大企業に比べれば、休みは全然少ないが、それでも老人ホームで常勤の介護職をしていた頃には考え…

まだ生きてるよ

この数日間、多忙と不調によって、ブログの更新を怠っていた。不調は増量した薬を規則正しく飲めば、なんとか克服することができた。加齢による体調の変化や、新しい仕事になかなかなじみ切れないのが主たる原因だった。業界新聞社に入社して4ヶ月過ぎて、よ…

ドパミン

抗精神病薬を1週間くらい断薬したのだが、やはり、というか予想以上に鬱になった。神経細胞間のドパミンの濃度が低下したからだと思う。エビリファイ(アリピプラゾール)は頓用で飲んでも駄目で、やはり、血中濃度を一定に保つ必要があるのだろう。 もとも…

煙に包まれて

昨夜、パイプでキャメル・メンソールを一服したあと、アークロイヤル、ラッキーストライク(青)と立て続けに吸ったが、ラッキーが凄くまずいことに気づいた。定価450円。値段相応というところか。その後、ウイスキーを飲み、就寝。ウイスキーならば、安酒で…

中年

抗精神病薬のアリピプラゾールを断薬して、1週間がたつ。最初はたんに飲み忘れただけだったが、その後はあえて飲まなくなった。不自然な躁状態と睡眠障害に苦しんでいたからだ。 1週間断薬したら、自然に6時間くらい眠れるようになった。しかし、その代償と…

魂の夜の続き

魂の夜が続いている。クリスチャンであれば、神が、キリストが救ってくれるではないか、と思われるかもしれないが、神はときどき人を荒野に置き、試練をするので、仕方がないと思う。キリスト教が現世御利益を保証するような宗教であれば、私は信仰しなかっ…

写実主義

昨夜、居酒屋でソール・ライターに関する特番を見ていると、不意に悟るところがあった。彼は芸術家アーティストという意識が希薄だった。むしろ、職人クラフツマンたろうとしていたのではないか。写真家らしく、虚構フィクションを作ろうという意識は皆無だ…

一歩前進二歩後退

今朝、立教大学のチャペルで、マグダラの聖マリア祈念聖餐式を挙げた。司式はトーマス・プラント先生。アコライドは茅ケ崎さん。会衆は私一人だったが、こんなふうに少ない人数で、静かに祈りを捧げるのもいいかもしれない。 その後、小岩の自宅に帰り、Zoom…

踏ん切り

業界新聞の記者ライターとしてやっていく覚悟がようやく固まったような気がする。転職、入社して3ヶ月が経つのだから、まあ、そのくらいか。 しかし、世の記者、編集者はSNSはもとより、ブログはご法度なのに、私はこれほどの表現の自由を享受していて良いの…