Entries from 2023-01-01 to 1 year
会社の新聞の次号の1面を担当することになった。当然、文章は長くなるし、リード文、図表(グラフ)も必要になる。構成がモノを言う。要するに紙面の顔なのだ。さすがに緊張する。上司に訊いた。 「介護現場から、ぱっと出の私が書いていいんですか?」 「だ…
今日は終日ひもすがら眠くて、怠くて、ほとんど仕事にならなかった。日刊紙の記者ならばこれでは済まされないが、週刊紙ならば、校了に向けて調子を合わせれば、なんとか間に合う。ノンビリしたものである。夕食は小岩の若竹で、味噌ガーリックラーメンを食…
会社のPCにWindows Subsystem for LinuxのDebianを入れた。Debianのaptを通じて、TeX、Pandocなど執筆に必要なツールをインストールすることで、ようやく本格的に仕事ができる感じだ。私にとって、Word、Excelなどのオフィスソフトよりも、こういうテキスト…
昨日、『塔』の原稿を職場の最寄の郵便局に出しに行ったときのことだ。 先客が居たので、窓口に並んで待っていると、「整理券を取って、待っていてください」と、受付のおねーちゃんに言われた。 ここはそういうシステムなのか。ビジネス街だから、来客が多…
午前2時起床。20日に締切の『塔』に提出する原稿を書き上げる。 「山谷」の連作を思い出で膨らませる。出来はよくない。量産するので仕方がない。創作とは、このような忸怩たる思いに耐えることである。しかし、一つだけよかったことがある。連作を力業で10…
早朝、目が覚めたので、昨夜買っておいた、ニンジンとタマネギを使って、カレーを作った。ちなみに肉は忘れた。なので、野菜カレーということにしてください。いや、実際はニンジンカレーか。 今日は池袋で聖餐式のあと、新橋で歌会。移動の合間に急いでラー…
よく寝た、と思って起きたら、午前3時。薬のせいなのかはよく分からないが、この頃は睡眠相が乱れに乱れて、2時間ごとに覚醒、睡眠を繰り返している。神経が興奮しているのだろう。新しい仕事、新しい職場に慣れるまでの辛抱か。まあ、このままショートスリ…
転職してから、首と肩が痛い。前職では背中と腰を酷使して、腰の捻挫(ぎっくり腰)も何度か経験した。まあ、何の仕事をしても、どこかしら痛いのね。これはもう割り切るしかない。 しかし、この頃は右肩が妙に凝ったり張ったりする。これはアレだね、ネズミ…
出版社に勤めていた頃のことである。昼食後、新橋から築地まで歩く途中、編集者の先輩がひとりごちた。 「そろそろ仕事しないとな」 当時の私は本の紙を選び、発注するような事務職のような仕事をしていたから、先輩のその発言に、自由業の大らかさを見るよ…
われらが微賎いやしかりしときに記念したまへる者にかんしやせよ その憐憫あはれみはとこしへに絶ゆることなければなり 『詩篇』136篇23節 昨日、立教大学のチャペルで復活祭イースター礼拝が行われた。また、併せて洗礼式が執り行われた。 私の教名(洗礼名…
朝、私は珈琲を淹れると、パソコンの電源を点けた。毎週土曜日の10時半から開催される、Zoomによる聖書の読書会に参加するためだ。これは立教大学のチャペルが企画しているもので、もう2年以上お世話になっている。 今日のテキストの範囲は『マタイ傳福音書…
ああ、肩と首が痛い。前後左右に思うように曲がらない。原因はいろいろ考えられる。5年ぶりにスーツを着る、それもネクタイを締めるので、身体が仕立てに合っていないのだ。それと、1日8時間以上、椅子に坐って、モニターを凝視しながらタイピングするのにま…
私は36歳。もう立派な中年である。しかし、新しい職場では最年少である。 新聞社、出版社に入ると、いつもこのような現象が起きる。よほどこの業界は高齢化が進んでいるのだろうか。確かに編集者、記者というものはある程度経験を積んだ人、場数を踏んだ人で…
今はただ、家でも会社でも一日中原稿を書けることが嬉しい。 会社のPCに私が愛用しているテキストエディタ Kateをインストールした。最新バージョンで、いろいろと機能が追加されていたので、最初は戸惑ったが、自宅のPCと同じ設定を適用したのですぐに慣れ…
本日、初出社。社内のそれぞれの部署の担当者からレクチャーを受けながら、さっそく次の号の原稿を書き始める。 4年ぶりのオフィスワーク。デスクトップ・コンピューターを貸与される。同僚と机を並べて仕事をするのは緊張する。自身のタイピングの音に気を…
4月から自分が執筆/編集する新聞を読んでいたら、笑いが込み上げてきた。見出しの色を見ているだけでも、CMYKの4色に分解することができる。新聞はWEBと違って、記事ごとの行数×文字数が決まっているので、そのルールに慣れるまでは大変だが、昔、ミニコミ…
BAD COMMUNICATIONアーティスト:B’zAriola JapanAmazon 小岩のヴァイオリニストの影響で、B'zのミニアルバム『BAD COMMUNICATION』を聴き始めた。私はそれまでロックはほとんど聴いたことがなく、好きなジャンルと言えば、槇原敬之など、坂本龍一の影響を受…
本日、3月31日付で、私は社会福祉法人を退職した。 出版業界におけるライター、エディターのキャリアを断って、老人ホームの介護職として働いた4年間の感想としては、「もう身売りはしない」のひと言に尽きる。 介護の仕事に入る前、私は深刻な鬱状態にあっ…
先日、2022年の確定申告を済ませてきた。 所得税と住民税の申告の期日を勘違いしてしまって、期日を過ぎてしまったけど、追加徴税を取られることなく、無事に済ませることができた。懇切丁寧に教えてくれた税務署の職員に感謝だ。 昨年は個人事業主のライタ…
宗教のきほん 「愛」の思想史作者:山本 芳久NHK出版Amazon 性愛エロス、慈愛アガペー、友愛フィリア、神愛カリタス。人にはさまざまな愛の形がある。本書は愛の概念の歴史を、プラトン、アリストテレスのギリシャ哲学から、ナザレのイエス、アウグスティヌス…
このブログでは今まで私の様々な私生活を曝してきたけれど、そろそろ本来のコンセプトである『BOOKMAN』に立ち返り、書評などを中心に執筆していこうと思う。 その主な理由としては、今春、転職することにあり、私生活や社会生活などの私のリアルを書くこと…
昨日の歌会の終了後、相原かろさんに「この作品のダンディズムは兼子さんのだと思った」と言われたのは嬉しかった。作品に個性が表れている。私の生活様式が文体にまで昇華されてきている。また、別の方から「詠みぶりが古風だ」と指摘を受けた。これもよろ…
亡命知識人とアメリカ―その影響とその経験作者:ルイス・A. コーザー岩波書店Amazon ヨーロッパ就中、ドイツにおいて、ナチスを初めとする反ユダヤ主義が吹き荒れた。その際、多くの知識人たちはドイツからフランスへ、あるいはイギリスへ逃げたが、最後に行…
今の職場を辞めることに決まって以来、私はたびたび自転車で通勤するようにしている。交通費は支給されているし、それゆえに本当は電車以外の方法で会社に通ってはいけないのだが、どうしたことか定期券を購入しておらず(やはり、今の職場を自身の仕事場と…
最近、疲れやすい。よく眠っているし、ちゃんと食べているのに、それでも疲れやすい。原因はなんとなく分かっている。おそらく、酒のせいだろう。逆に酒をほとんど飲まなかった翌日は体が軽いのである。酒はいったん飲み始めると、2、3時間、音楽を聞きなが…
朝、立教大学チャペルで聖餐式。広田勝一チャプレン長の『旧約聖書』に関する講話を聴いていると、『詩篇』の節番号が私の手持ちの文語訳『聖書』と相違していることに気づく。最初は先生がレジュメに転記するのを間違えたのかなと思っていたが、家に帰って…
転職が決まった。4月からは某業界新聞の記者ライターとして働くことになるが、それまでに酒と煙草を控えて、体調を整えておきたい。特に紙巻シガレットは癖になり、オフィスワークの支障になるので、今のうちに辞めておきたい。ただし、パイプは辞めない。 …
天あまが下したの萬よろずの事ことには期きあり萬よろずの事務わざには時ときあり生うまるゝに時ときあり死しぬるに時ときあり植ううるに時ときあり植うゑたる者ものを抜ぬくに時ときあり 『傳道之書』 この頃、作品と呼べる物をほとんど書いていない。小説…
新宿のとある業界新聞の面接のあと、私は昂った気持を鎮めるために、喫茶店に入り、hi-liteを一喫した。紫煙を燻らせながら、店内のスピーカーに耳を傾けていると、懐かしい曲が流れてきた。The Beatlesの"Hey Jude"である。その歌声を聴いた瞬間、私の疲労…
先日、十蔵寺さんと離床介助をしていた時のことだ。「兼子さんは最近、何の本を読んでいますか?」満面の笑みで訊かれたものだから、こちらはしどろもどろになってしまったが、それ以上に当惑したのは、私が本を大して読んでいない、ということである。「こ…