Entries from 2023-01-01 to 1 year

長者の功徳

新聞の一つの面の記事を私一人で書いている。今勤めている会社に入社して、2度目のことである。 一人で一面まるまる執筆・編集することは、光栄なことで、記者冥利に尽きるが、その分、苦労もある。 記事には導入文リードを付けなければならないし、写真・図…

故障と慈愛

6年間使っている愛用のノートPCの「A」の文字のキートップが外れる。これは脱臼みたいなもので、一度外れると癖になり、二度と元には戻らない。今朝もこれで2回目だ。人間の怪我や病気と同じく、機械の故障もこんな感じに気長に付き合って行かなければならな…

魂の夜

二日酔。己の愚行と罪業を思うと嫌になる。鬱になる。私は今、魂の夜に置かれていると分かった。 ライターは生業として、手堅い商売として、死ぬまで続けるつもりなので、3年、5年、10年と続けることで、自分の仕事、自分の業にしていきたい。 ただし、文学…

しんどい週間

ようやく金曜が終わった。 今週あるいは先週から体力的、精神的に辛い日々が続いていた。第1に眠れない日々が続いていた。夜寝入っても1時間半くらいで起きてしまうのだ。明け方に少し仮眠をするが、熟睡とはほど遠い。毎日2時間睡眠で過ごすのは体力的にし…

資質

自身のジャーナリストとしての資質を早くも疑い始めている。私はどこまでも自分中心に書くライターだと思わざるをえない。フリーのライターはしばしば文名が上がると、ジャーナリストに肩書を変えるが、私は一生ライターで構わない。その方が私の本質に適っ…

晩年の荷風

0時に寝て、1時半に目を覚ます。そのまま3時まで布団の中でウトウトするが、仮眠のごとく1時に起きて、作業をすれば良かったと後悔している。体力的にしんどくないと言えば嘘になるが、こま切れに睡眠を取って、その間に仕事と勉強をするのが私の生き方にな…

文学趣味

この頃、小説が読めない。仕事ではウェブサイトの他に、書籍、雑誌などの出版物を読むことが多く、その中に小説も含まれているのだが、それが読めないのである。最後の読んだのは、サミュエル・ベケットの『マウロンは死ぬ』だったろうか。すでに記憶も遠い…

熱帯夜の珈琲

私は取材が好きだし、見知らぬ人と街に出会うことに臆することはないが、それでも相当な読書量を確保した方が良い仕事ができるのではないかと思う。記者ライターとして、私は行動派というよりも書斎派である。しかし、オフィスに籠るには知力と体力がいる。…

本採用

一時期見舞われた極度の疲労、体調不良は治まったので、今は禁欲する訳でもない、普通の生活に戻している。 酒は普通に飲んでいる。ただし、飲みすぎ注意。朝酒、昼酒はやらない。どちらかと言うと、今は冷たいコーヒーの方が好きかもしれない。 先日、堅苦…

昼寝

0時に寝て、3時に目を覚ます。 完全に躁ですな。 これで昼寝ができれば、落とし前ができるのかもしれないが、会社のオフィスは慌ただしくて、睡眠どころではない。 ぜんぜん売れなくても、フリーライターをやっていた頃が懐かしい。昼間堂々と眠れたから。会…

体調管理

この頃は疲れてしまって、午後まで体力が持たない。昼食を食べると途端に眠くなり、執筆どころではなくなってしまうのだ。 単なる夏バテだと思いたいが、たぶん違って、30代前半の介護をしていた頃の無茶苦茶な生活習慣がたたって、身体にしわ寄せが来ている…

若者の街 年寄の街

先日、学芸大学で人と飲んだ後、渋谷を通過したが、駅で擦れ違う若者の数の多さに驚いたことがある。 また、一昨日、大学の先輩と高円寺で飲んだのだが(飲んでばっかりだな…)、やはり、若者の数と、彼等を容れるオシャレな飲食店の数の多さに圧倒された。 …

曲芸師

昨夜は酒を一滴も飲まずに寝た。熟睡、安眠した訳ではなく、明け方までだらだらと惰眠を貪っていたが、疲れは取れ、前向きな気持ちで仕事と生活に向き合える気がする。実際、さっき近くの自動販売機でジュースを買ってきたが、身体が軽いのである。 こうして…

仕込み

昨夜は調子に乗って、夜が白むまで飲み明かしてしまった。 少し寝て、聖書のオンラインの勉強会に参加したあと、インスタントラーメンを食べて、昼寝をした。なので、ようやく今、本当に起きた感じである。 転職して3ヶ月が経った。新聞記者ジャーナリストと…

夏バテ

盛夏である。 この頃、体力が落ちているのか、取材に出るとすぐに疲れてしまう。目の下には隈ができている。たぶん、内臓、特に肝臓が疲れているのだろう。1日2本の栄養ドリンクを飲むことがある。Kanzoカンゾなどは効くのだろうか。職場の前にスギ薬局があ…

魂を売りし者

昨夜、会社のDTPオペレーターの方と帰りが一緒になったので、四ツ谷の角打で飲んだ。 お互いに共通の話題は、仕事と酒くらいしかないのだが、前者に関して言えば、先日、私が新聞の8面を一人で書いたことで、「オヤッ、こいつ案外書けるぞ。仕事できるんだ」…

ジョニ黒

帰路、セブンイレブンで千円札3枚はたいて、ジョニー・ウォーカー ブラックラベル(ジョニ黒)を買った。 バーでは当たり前のように置いてあるので、何気なく頼むが、自分でボトルを購入するのは初めてである。 帰宅後、開栓してショットグラスに注ぐ。謹ん…

疲労

疲れているな、と思う。連日の仕事と社交、そして、諸々のプレッシャーがある。記者ライターないし新聞記者ジャーナリストに転身して、まだ3ヶ月しか経っていない。取材をすること、企画を立てることにまだ慣れていないのだ。今が苦しい時かもしれないが(お…

寝る子は育つ

先日、精神科を受診したら、3時間睡眠は問題だ、ということで、抗精神病薬のアリピプラゾールが6mgに増量になった。新しい主治医の先生の見立てによると、私は軽躁であり、若干の不安ないし不気味な徴候をしめしているらしい。「せっかく通院しているのだか…

今夜はパーティ

友達の家でこの原稿を書いている。 昨夜は前職の老人ホームの同僚と、後輩の家に集まってパーティを行なった。 私は池袋のチャペルで聖歌隊のコンサートを聴いたあと、ワインとケンタッキー・フライドチキンを買って参上した。 今の仕事、会社のゴシップを肴…

白と黒

今夜は禁酒して、夜、コーヒーを飲んでいたのだが、そのためだろうか。まったく眠れない。 やっぱり、根が神経質な私は、多少のアルコールによって、神経を麻痺させた方がいいのだろう。それに代償が伴うとしても、致し方ないと思う。生きるとは汚れることだ…

足で稼ぐ

取材のネタが尽きた。 自分の持てる人脈を駆使して、独自に取材をしなければならない。今では疎遠になっている人、多少気まずくなっている等々たくさんいるが、そこは頭を下げて、人と人と繋げてもらうしかない。そろそろ新聞記者ジャーナリストとして、覚悟…

斬新的改革

ストレスが減ったのか、この頃、煙草を吸う機会が減ってきた。 もちろん、取材先で息抜きに一服したり、仕事中、眠気覚ましで一本吸うことはあるけれど、日常的、習慣的に吸わない。 よく、酒を飲むと煙草を吸いたくなると聞くが、あれもやらない。確かにタ…

初夏

昨夜は鎧戸を開けて、網戸だけにして寝た。解放的な涼しい朝である。 毎日必死に原稿を書いている。次は記事に著名が入る。介護現場からパッと出の入社3ヶ月に満たない新人記者ライターにとって、身に余る光栄である。取材先でも名刺を渡せば通して貰える。…

校了は木曜日

月曜日、朝。目を覚ます。「青い月曜日ブルー・マンデー」という諺があるが、私は特にそういう気持は感じない。安息の日曜日を経て、「ああ、また戦いの日々が始まるんだな」という思いである。本日は取材が1件ある。 私達が記事を書いている業界新聞は週刊…

和歌と雅歌

エルサレムの女子等をうなごらよ我われなんぢらに獐しかと野のの鹿しかとをさし誓ちかひて請こふ 愛あいのおのづから起おこるときまでは殊更ことさらに喚起よびおこし且かつ醒さますなかれ 『雅歌』 チャペルの短歌教室のレジュメの作成に着手した。今回はソ…

時は夜なりき

ユダ一撮ひとつまみの食物くひものを受くるや、直ただちに出づ。時は夜なりき。 『ヨハネ伝福音書』13章30節 人生において、魂が荒野あるいは暗闇に置かれたことがしばしばある。 我が身を省みれば、施設で介護をしていた4年間がそうだったし、その予兆は出…

目と手に触れる

昨日、纏まった仕事をとりあえず終えた。「とりあえず」と言うのは初稿を書き終えて、これから編集の段階に入るのだ。構成の変更から、語句の修正に至るまでいろいろあると思うが、まずは期日に(できれば、それよりも少し早く)仕事を仕上げることが大切だ…

主治医

躁鬱病の処方薬が残り20錠を切った。もしかすると、今の私ならば薬に頼らなくてもやっていけるのではないか、という考えが一瞬頭をよぎるが、精神科の薬は頓服として飲むよりも、コンスタントに飲み続けて、血中濃度を一定に保つ方が効果を実感できるので、…

オイコノミア

山のような洗濯物を 腕を組みながら見ていた 恋人がほしいとここで 思っちゃいけない 槇原敬之「SELF PORTRAIT1」 出勤前に掃除をしている。 生活よりも技芸を優先していると、当然、仕事はそれなりにこなすのだが、どうしても生活感が希薄になってくる。 結…