BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

軽躁

昨日は軽躁で仕事を乗り切った。 普段は鬱なのに珍しいことだ。 ほとんど寝ていなかった。床に就く前にオランザピンを飲んだけど、頭が働いて、目が冴えて、まったく眠れなかった。

軽躁になったのは理由がある。 まずは減薬したことだ。いままではオランザピンとクエチアピンを1錠ずつ飲んでいたのだが(ゾルピデムは頓服である)、この頃は過鎮静をきらって、クエチアピンを控えるようになった。其の結果、確かに昼間の眠気はなくなったが、夜は眠れなくなった。 また、睡眠不足が躁を招いているようだ。 しかし、軽躁の原因は、薬理的、肉体的な理由だけでは説明しがたい。 いまの私の状態は軽躁であると同時に寛解しているみたいなのだ。 その理由の最たるものは、肉体的にも、薬理的にも説明しがたい。おそらく、それは私が現実の問題を解決する手応えを掴んだらしい。