白色確定申告の苦しみ

今年の1月4日に文士ライターとして開業してから、もうすぐ1ヶ月がたつ。個人事業主フリーランスになってやるべきことは何か? そう、確定申告。そのために帳簿をつけることである。一口に確定申告と言っても、青色と白色があるが、私は後者を選択した。言わずもがな、事業所得がほとんどないからである。——くよくよしている暇はない。仕事を取りに行く。会社の業務委託の案件などいろいろあるが、文筆業の場合、基本的には仕事は自分で作らなければならない。アイデアと行動が勝負である。YouTubeの原稿執筆に苦心惨憺している場合ではない(これも大事な仕事だが)。2月は取材に出る。ルポルタージュを執筆する。今月から本格始動だ!

そのためには来年の確定申告に備えて帳簿をつけなければならない。月末にまとめて、あるいは年末にまとめておこなう強者がいるらしいが、私には無理だった。最近は紙ベースではなく、PDF等の電子データで発行することが多いから、それを掻き集めるのにもひと苦労だった。その後、Excel(私の場合、LibreOfficeなのでCalc)の帳簿に記載しなければならない。1日とは言わずとも、2、3時間は潰れる。結果、生産性が落ちる……。領収書を手に入れたその日のうちに、毎日コツコツ記帳を続けるのが肝心だと気づいたのであった。〈新聞書籍費〉と〈接待交際費〉の比重に頭を悩ませる日々である。