確定申告

先日、2022年の確定申告を済ませてきた。

所得税と住民税の申告の期日を勘違いしてしまって、期日を過ぎてしまったけど、追加徴税を取られることなく、無事に済ませることができた。懇切丁寧に教えてくれた税務署の職員に感謝だ。

昨年は個人事業主のライターとして開業したことと、ダブルワークでアルバイトしたことで、所得税の確定申告が必要になったのだが、ライターの経費を差し引いた事業所得は完全に赤字であり、所得のほとんどは給与所得に頼っていたから、実際はただのアルバイト労働者だったということになる。

自己評価を下げることはいくらでもできるが、昨年は介護の仕事をしながら、制限された環境の中で、よく頑張ったと思う。習作に過ぎないが、ルポルタージュを擱筆することができた。昨年は職種と業界を変えるための助走のようなもので、その点は功を奏したと思う。お蔭で今年から、公私ともに文筆一本で働くことができる訳だ。

今回、確定申告をしてよかったことは、会社に勤めながらも、副業をしていく手がかりを掴んだということだ。これからも経費に計上する品目は、領収書を切って貰うし、個人のライターとしての仕事はコツコツ続けていく。経費を差し引いた事業所得が20万円を超えれば確定申告をするし、超えなければ確定申告をしなくてもよい。白色申告なので、記帳は楽である。個人事業主といっても、案外気楽なものである。今年は小説を書くために政治学の学び直しをする。文学賞の応募に耐えられる丈の作品を書きたい。