BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

丸谷才一

味覚が戻ってきたので、ようやく食事と飲酒が楽しめるようになった。ワンコインの白ワインでも十分満足する。少し前はシューマンのような気持だった。「これはニセモノだ……」

病に臥せっていたこともあり、神学と文学の勉強がほとんど進んでいない。本は電車の中でしか読んでいないが(サラリーマンであればそれでも十分かもしれないが)、私はサラリーマンになりたい訳ではないので、それでは決定的に足りない。来年、幸先の良いスタートを切りたい。

丸谷才一は私と同じ文語訳聖書を愛読していたが、『エホバの顔を避けて』は面白いのだろうか…?