2日目は新江ノ島水族館で遊んだ。同館はクラゲの収集、育成、展示に力を注いでいたが、深海魚の展示も豊富だった。トーマス・マン『ファウストゥス博士』で、音楽家のアドリアン・レーヴェルキューンが潜水艇に乗り込み、海底に棲む深海魚を目撃するシーンを思い出す。少ない光を頼りに、海底で息を潜めて生きる深海魚は芸術家の表象である。一方で、海獣、海鳥の展示も豊富で、ペンギン、ウミガメ、アザラシは可愛かった。
昼食は海沿いに在るびっくりドンキーの姉妹店で、目玉ハンバーグプレートを食す。ランチタイムはライス大盛、味噌汁付きで満腹になった。しかし、その後、血糖値スパイクが起こったようで、鎌倉駅行の江ノ電では急な眠気に襲われた。朝食を食べないからだろうか。それとも、炭水化物の食べ過ぎなのだろうか。約3年間この症状に苦しめられているので、医者に相談した方がいいかもしれない。
鎌倉市街では、お土産にハチミツ、漬物を購入。ハチミツはカクテルの材料として、また、水、炭酸などで薄めて飲んでも美味しい。漬物は後日、友達の家で日本酒の肴にしたら、望外の好評だった。今後、普段の食卓に取り入れると楽しいだろう。
帰路、横須賀線の車中で、聖書を片手に居眠り。もっと、しっかりしなければ。