2025-03-24 物語としての聖書 小説を書くための範例を学ぶために、他人が書いた小説をいろいろと読んでいるが、結局は『新約聖書』の『福音書』に還ってしまう。一昨日、文語訳を読み終わったので、ギデオン版の口語訳を読んでいるが、現代の小説家が書いた作品を寄せ付けない魅力が、このテキストにはある。おそらく、『福音書』は物語の形式として、純粋に昇華されているのではないだろうか。「小説家になりたければ、聖書を読め」と太宰治が話した理由が分かるような気がする。私は『聖書』、特に『福音書』から霊感インスピレーションを得ながら、創作に励んでいきたいと思う。