BOOKMAN

Takashi Kaneko

味覚と思想

今日は全くの休日。午前中はエルガーのコンピレーション・アルバムを聴きながら、堀米庸三『正統と異端』を読む。この数日、コーヒーを買い忘れているが、煎茶で十分なことに気づく。コーヒーを飲むことを止めないまでも、仕事と勉強中のメインの飲み物を緑茶、紅茶に切り替えようと思う。

午後はビールなどを飲みつつ、適当に本をめくる。今、ホワイトホースの現行品を飲んでいる。80年代のオールドボトルの甘やかさ、腰の強さは求むべくもないが、このような軽いテイストのウイスキーも悪くない。職場では現行、オールド問わず、希少かつ高価なボトルをショットで売っているが、その風味絶佳は認めつつも、私個人としては気軽に飲める大衆的なウイスキーが好きだ。職場でどんなに高価なウイスキーを飲んでも、私の舌は驕ることはないだろう。

私のこの趣向は、己のローチャーチないしプロテスタント的思想と、何か関係があるのだろうか……?