バーテンダーのアルバイトを始めて、半年が過ぎた。まだ、ステア、シェイクもぎこちないし、ビールを注ぐのも苦手だけど、一応、開店から店を一人で任されるようになった。自然、勤務日数も増えて、バーテンダーの仕事だけで生計を立てられるようになったのは、有り難いことだ。
私は洋酒にはそれなりに適性があるが、飲食業には経験もセンスもないと思っている。それでもこの仕事はしばらく続けたいと思っている。なぜか?
朝・昼の時間を自由に使える
バーテンダーのような夜の職業で働いていると、深夜もしくは明方に帰宅して眠るが、そうすると、朝もしくは昼の時間を自分のために有効に使えることに気づく。明方、少し寝た後、作業をして、疲れたら昼寝をし、夕方の勤務に備えることが可能だ。飲食業、特に水商売をしていると、平日の日中に時間と身体が空くことが多く、土日休日のサラリーマンとは違う、アブノーマルな生活をしたい人にとっては、いろいろと都合が良いことが多い。
サラリーマンは辛いよ
WEBメディア、または新聞・雑誌の専属ライターとして再び就職することも考えたが、自分でも3年は持たないのではないか、と思う。もう、組織に所属して書くのは堪えられないのではないか。自分で企画を立てて、自分の書きたい物を書くべきだろう。業界新聞社を「卒業」した後、私は今まで以上に孤独に堪えて、一人で書くことを求められている。
など、いろいろと理由を付けを試みたが、生活のためには飲食の仕事を頑張って、あとは、自分で好きに書けばいいではないか、という由である。ただし、売れる物を目指して。