米国聖公会の信徒向けの入門書だが、アングリカニズムの神学を理解するために多少得る所があった。面白い所は、アメリカのエピスコパルとはいえ、イギリスのオックスフォード運動と、そのアングロ・カトリックの神学の影響を受けているということだ。この運動がなければ、アングリカンは、改革派、長老派など他のプロテスタント諸派と区別されることは少なかったのではないか。
勉強会の日程も近いことだし、そろそろ思考を神学モードに切り替えて行きたい。思えば、バーテンダーという夜の仕事で生計を立てているのも、キリスト教信仰と無縁ではなく、昼の時間を教会の仕事・活動に充てることができるので気に入っている。休日は週末のみに許されるサラリーマンとは違う働き方ができるのだ。プロパーのライターとして就職したい気持がない訳ではないが、基本的にはこの流れを押し留めるつもりはない。さあ、仕事と勉強の時間だ。