ブログ『BOOKMAN』は、私が老人ホームに入職した翌年の2019年に開設され、一時は毎日更新していたが、そろそろその歴史的役割を終えるのかもしれない。
理由はブログよりも書きたいもの、書かなければならないものが増えたことによる。業務委託の仕事も少しずつ増えてきているし、今後、ライターとして認められるためには、小説、短歌などの文学作品をもっと書かなければならない。ブログを書くので満足するのではなく、次の段階に進まなければならない。
それに、毎日更新を止めたのは、世間に私生活をむやみに曝け出す必要はないと考えたからである。ブログを書いたことで、私は多く傷ついたし、また、多くの人々を傷つけた。畢竟、それが書くこと、生きることであり、その覚悟がなければ、ライターなど辞めた方がいいが、その負担と危険はもう少し軽くしたい。小説、短歌などの文芸の虚構は、そのリスクを回避する一つの方法だと思う。
と、今回は後ろ向きなことを書いたが、なんだかんだ言って、今後もまめにブログを書き続けるのかもしれない。