2025-08-14 編集者 昔、働いていた出版社に編集者として転職する、そんな夢を見た。私の潜在的な願望なのかもしれないが、作家志望、あるいは一度それを経験した人間は、編集者に戻るのは無理だろう。かつて、編集者の池谷さんは言った。「兼子くん、作家と編集者は両立しないからね」そもそも、私が彼のようなまともな編集者であったためしはない。 この頃は、ライティングの業務委託を請け負うのも、億劫になってきた。他人から与えられた、気乗りしないテーマで書くのは嫌なのだろう。結局、キリスト教文学に集中するしかないのだ。