BOOKMAN

Takashi Kaneko

ほっとウイスキー

年の瀬に入ると、本格的に寒くなってきた。仕事から帰ると、冷え切った身体を温めるために、寝酒として、ウイスキー=1:水=2の割合でホットウイスキーを作って飲んでいる。ウイスキーの銘柄はサントリー・オールド。山﨑のシェリーカスクをキーモルトにしているから、ビターな甘さがあって、お湯割りに合うんだこれが。

ホットウイスキーにするならば、ジャパニーズだけではなくて、ピートを効かせたアイラ・ウイスキーも美味しいだろう。案の定、昨夜、笹の川酒造(福島県郡山市)の山桜をお湯割りにしたら、結構、美味かった。山桜はほんのりピートが効いた、2千円くらいで買える、美味しいブレンデッド・ウイスキーである。

来年の仕事をどうするか悩んでいる。バーの仕事は週末に据え置きにするとして、問題は平日どうするかだ。目下、ライターの仕事を探しているが、下手に専門性などを求められると、キリシタン文学者クリスチャンライターとして身を立てたい私にとって、かえって邪魔になるのではないか、と思っている。パソコンの前に坐って、書ければ何でもいい、という訳ではないのだ(確かに現場仕事よりは楽である)。

それなら、自宅近くのファミリーレストランで、ホール/キッチンスタッフとして、働く方が継続性という観点から見て、何倍もマシではないか。飲食の経験はすでにあるし、レストランはバーに比べて、シフトに入れるので、アルバイトでも十分な収入を得られる可能性がある(ただし、Wワーク前提であるが)。同じアルバイトならば、給料が安い、と言われている飲食業界でも、WEB業界、出版業界と比べても対して変わらない1。また、敬愛するキリスト教の司祭の先生方も、飲食業界の出身が多い。

あれかこれか——。そんなことを考えながら、年の瀬の夜にお湯を沸かして、ホットウイスキーを飲むのである。


  1. あるいは派遣社員という選択肢もあるし、時給はそれなりに高いが、仕事の継続性という観点から見れば、任期付雇用はやはり問題があるだろう。