昨日は連れ合いと、PARCO_ya上野 7階のTOHOシネマズで、今敏監督(筒井康隆原作)『パプリカ』を観た。同作は以前、DVDで観たことがあるが、今回は20周年記念で4Kリマスターで公開された。映画館で、平沢進によるオープニングを観て、聴いた時、その感動は圧倒的だった。
「パプリカ」は深夜の大都会で暗躍するサイコセラピストの名。DCミニという架空の装置を使って、他者の夢に潜入・捜査することで、精神的な問題を解決(治癒)に導く。
劇中(作中)では、患者の症例として、鬱病、統合失調症を扱っており、神経症ないし精神病について、机上または実地に勉強した人ならば、楽しめるのではないか。DCミニの悪用・濫用によって、夢と現実が融解する中で、理事長の悪業に加担する小山内研究員が、鬱病に苦しむ粉川警部に向かって、「トラウマを食らえ!」という台詞が面白かった。
しかし、神経症ないし精神病を題材にした作品を執筆した作者の筒井康隆は、実生活でこの手の病気に苦しんでいたのだろうか? 小説も読んで、映画も観たが、これはいまだ謎のままである。
