BOOKMAN

Takashi Kaneko

未明

未明にホワイトホースとジョニーウォーカーを飲む。特に後者の12年(ブラック)は、スモーキーでありながらも、コクと甘みを感じられて実に良い。

吉行淳之介『夕暮まで』を読み終わる。中年男の恋愛の哀しさを書いたと言えばそれまでだが、文学に身を投じたい気持がますます強くなった。しかし、私の中で吉行淳之介の最高傑作は『鳥獣虫魚』なんだろうな。一人称で書かれているのが魅力的であるし、傷ついた人、壊れた人がちゃんと出てくる。聖書、開高健によって養われた、そういう視点は変わることはないだろう。