Entries from 2020-12-01 to 1 month

枕博士

学生の頃は酒を飲まなくても、いくらでも眠ることができた。当時はまだ実家暮らしで、親父は酒癖が悪く、酒乱であったので、私はむしろ酒を嫌悪していたのだ。私はいつも珈琲を飲んでいた。私は珈琲を飲みながら、読書し、議論した。友達と酒を飲んだ後も、…

Bar Unchained

新小岩のBar Unchainedのマスターが亡くなった。死因は肺癌。病名が発覚して8日後のことであった。 今日、新小岩で精神科を受診したついでに、同店でイッパイやろうとしたが、開店の18時を過ぎてもシャッターが閉まっていたので、向かいのBar TAKE FIVEのマ…

人種、民族、階級、宗教、性別が違っても、人間は分かり合えるというのが文学の立場だ。開高健は小説やルポルタージュを書くことで、個人と個人の間に存在する壁、社会と社会の間に存在する壁を突破しようとしたのではないか。

駅のホームにて

昔、一緒に仕事をした人と駅のホームで際会した気がした。——「街はふるさと」。

知的ディレッタント

私は文士ライターという職業を自分の天職だと思っている。文学、法学、政治学、数学、物理学、生物学……すべての学問を渉猟することができる。私にはその才能がある。たとえ、知的ディレッタントに過ぎないと言われても。

チンピラと貴婦人

テキーラを水割りにするとおいしい。今まではチンピラが飲む、粗野な酒のように思っていたが、こうして飲むと、貴婦人のようではないか。