BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

Entries from 2021-03-01 to 1 month

銀座闊歩

先日、銀座の煙草屋 菊水で、パイプを購入した。 Talamonaというイタリアのメーカーのパイプで、初心者の私は店員さんと相談しながら決めた。「パイプを初めて購入されるお客様には、吸い方の方法など、私たちがひと通りご説明しながら、当店で一服していた…

散文家

今朝、花みずき短歌会の野倉さんの電話で目が覚めた。私が長らく(約3年)休会しているので、このまま休会を続けるか、それとも退会するか、真意を問うものだった。 「近頃、短歌を書いていないので、退会します」 すでに決意を固めていたとはいえ、自分の口…

バー・ホッパー

昨夜はバーを何軒も梯子して、ベロベロになって帰宅した(こういうのをバー・ホッパーという)。朝、目を覚ますと、意外に深く、長く、眠ったようだ。吐き気などの二日酔いの症状もない。しかし、眠るために酒を飲むと、確実に病気になる。今後、自重しよう。

開高家の孤独

「もっと手紙を送ってくれないか。孤独なんだ」 芥川賞を受賞した直後、開高健は谷沢永一にそのように書き送っているが、世間の注目を浴びていても、本人の胸中は期待と不安で押し潰されそうになっていた。「その頃、小説家になって間もなくのことだから、ど…

エッセンシャルワーカー批判

新型コロナウイルスの流行を契機に、医療、介護など、福祉の現場に従事する人々を「エッセンシャルワーカー」と呼んで、尊敬しよう、応援しよう、という向きがあるらしい。昨今のコロナ禍では、先述の呼称以外に、「ソーシャルディスタンス」とか、「ロック…

どんなときも。どんなときも。

槇原敬之 - どんなときも。 槇原敬之のベストアルバム『Smiling』を聴きながら、この記事を書いている。2020年に氏は覚醒剤取締法違反で逮捕、起訴され、懲役2年、執行猶予3年の判決がくだったが、ネット上では新型コロナのニュースの隙間を縫って、「遠く遠…

beloved

ビラヴド―トニ・モリスン・セレクション (ハヤカワepi文庫)作者:トニ モリスン早川書房Amazon 大学に入学した初めの年に、〈基礎文献講読〉という科目を受講した。ゼミナールの形式で、各自が輪番で課題の文献の要約レジュメと寸評コメントを発表するのだが…

伊興から松戸へ

3月1日より、勤務地が東京都足立区伊興から、千葉県松戸市五香に変わった。昨年末に私が「もっと都会で働きたい」と上司に訴えて、協議を重ねた結果である。私にとって「都会」とは、狭義には東京の「中」、すなわち、中央区、千代田区、港区を指すのだが、…