Entries from 2022-06-01 to 1 month

ねごとリバイバル

www.youtube.com ねごと、という女性4人組のバンドがある。あった、と言うべきかもしれないが、2019年に解散してしまった後も、私の中で現在進行形の輝きを放っている。 私の手もとにある盤は、「sharp #」と「空も飛べるはず/ALL RIGHT」。いずれもシング…

市民社会と下層社会

今日は施設、老人ホームの勤務は休み。その代わり、訪問介護に2件行ってきた。いずれも買物代行である。 あまり仕事の愚痴は言いたくないし、もともとその柄ではないけれど、介護福祉士の有資格者を買物代行などの生活援助の業務に当てるのはいかがなものか…

我、養生す

躁鬱病の基本薬として、アリピプラゾール(エビリファイ)を処方されて以来、毎日、軽躁状態で過ごしている。そのために深刻な鬱状態に落ち込むことは少なくなったけれど、飲酒量はとみに増加し、金遣いは荒くなったような気がする。私は放蕩という言葉を観…

ドヤ街に歌えば 4

大倉屋のけんちん汁 昨夜、酒を飲み過ぎたので塩分が不足気味である。山谷のけんちん汁専門店 大倉屋で一杯頂く。270円也。この日、同店を訪れるのは3回目。私の顔を覚えてくれたのか、店主はカウンターに置いてあった、鮭おにぎりを一個、私に手渡してくれ…

繰り返し人生

洗濯物が洗い終わるまで、昨夜、起稿した短歌2首を推敲する。記憶を触媒にして、ほどよく情感を盛り込むことができた、自分でも納得のできる出来だ。来年1月に短歌結社 塔に復帰する予定なので、今から歌稿を書きためておく。 本日、11時にカトリック教会が…

短歌を切る

おそらく、私に語学の才能はない。小学生の頃は国語で零点を取ったし、学生時代は一貫して英語の点数が低かった。ドイツ語もいまだにものになっていない。日本語、なかんずく、古文も言語の一種に違いないから、これも例外ではない。知識と情熱のある良い先…

ドヤ街に歌えば 3

バー 玉ちゃん 街場と酒場 山谷には飲食処のみくいどころが少ない……。この街を訪れた人の初めの印象は左記のようなものではないか。たとえ、それが統計的に事実だとしても、お店の雰囲気、料理の滋味、店主の人柄を知らなければ、片手落ちになるだろう。「戦…

ドヤ街に歌えば 2

ビジネスホテル 紫峰 「うちは1泊だけっていうのは、やっていないんですよ」 私が簡易宿泊所ドヤの門を敲いた瞬間、帳場から発せられた一声である。表には「空室あり」と書かれているにも関わらず、常宿にしている客以外——いわゆる一見様はお断りのように思…