バーで働いて、1時くらいに帰宅して小腹が減ると、即席ラーメンを食べる。冬は温かく、夏は塩分を補給できるので、有り難い食品だ。適宜、米または麦を加えて、おじやのようにしても美味しいだろう。
その後、日経新聞(電子版)を読みながら、ウイスキーを飲む。以前はショットグラスで飲んでいたが、バーに勤めたのを契機にテイスティンググラスを使うようになった。グラスを変えるだけで飲酒体験は変わるもので、後者を用いて、ウイスキーを口に含むと、舌を中心に口腔全体に広がり、味、香が詳しく分かるようになる。安酒は安酒の、美酒は美酒の実相が分かるのである。また、飲み口が広く、ちびちび舐めるように飲めるので、ストレートで飲んでも喉が焼けない。お酒を細く、長く、上品に楽しむためには酒器の選別も大切である。
そうして、くつろぎ、2時半、3時くらいには寝る。翌朝、ミサがあると、7時半くらいに起きるので、寝不足になるが、信仰を守るためには頑張らなければならない。
Macbook Air 2015にXubuntuを入れて、自分好みにカスタマイズしているが、Apple製品とLinuxはつくづく相性が悪いと思う。CPUがIntelだから、辛うじてLinuxを載せられるが、フリーソフトウェア(オープンソース)の運動に消極的なAppleのclosedな姿勢をつくずく感じる。私もApple製品のモノとしての作り込みは凄いと思うが、市販の普通のドライバーでは本体を開けられないのはどういうつもりだろう。Macintoshをリリースした頃からこうである。
この先1年くらいはMacを使うと思うが(もう少し延びるかもしれないが)、コンピューターに関して私は基本的に、x86のマシンが好きだ。Windows、Linuxが安心して動く。ビル・ゲイツとリナース・トーパルズ(あと、リチャード・ストールマン)はコンピューターの普及・普遍化に貢献したが、一方、スティーブ・ジョブズは自身の趣味、美意識を優先させて、コンピューターの高付加価値化という真逆の方向に進んだと思う。Mac、iPhoneを初めとした、Appleの製品は民主主義な感じがしない。私がMacを羨望しつつ、反感を抱くのはこのためである。