Entries from 2023-09-01 to 1 month
国際福祉機器展(H.C.R.2023)が閉幕した。最終日、「シルバー新報」と「月刊ケアマネジメント」のブースに、前編集長の川名佐貴子さんが訪問し、私たち編集部員を激励してくれた。 川名さんは同紙の発行部数を大きく伸ばした方で、現在はフリーランスの福祉…
今週の『シルバー新報』で、認知症の妻を介護した俳人へのインタビューを掲載した。編集長はゲラを読むと、「やっぱり、専門の人が書くと違うわね。まるで『智恵子抄』だわ」と、珍しく褒めてくれた。この仕事に関しては、少しも力まずに大胆な記事を書けた…
午前1時。夢で企画のことを考えながら起きる。ようやく編集記者ジャーナリストらしくなったじゃないか、と感慨深くなる。私にとって文学者ライターは芸術家だが、編集記者は完全に職人である。最初はこの業を気乗りせず、嫌々やっていたが、近頃はなんだか楽…
業界新聞に転職すると、酒を飲む機会が多いことに気づく。夕方になると、皆そわそわしてくる。「人々は乾く」。 私は社交が文明の進歩を促すという福澤諭吉と同じ立場に立つので(その点、孤独は個人が担うべき十字架である)、酒を飲み、社交が華やぐことに…
この頃は読書と執筆のモチベーションが下がってしまって、机の前に坐るのも億劫なほどである。ここでひとつウイスキーを生きで飲んで奮起してみる。TINCUPという、前職の老人ホームの同僚から貰ったアメリカン・ウイスキーだ。華やかなのに落ち着いた味であ…
午前1時起床。睡眠時間が少ないことに閉口しているが、もう、これでいいような気がする。この時間に起きて、会社とは関係ないブログなどの文章を書いている。ある意味で生産的な時間だ。文章を書くことが生産的な行為と仮定した場合の話だが、私は今、勤め人…
「シルバー新報」の増刊特集号が校了を迎えている。この1週間、自分でもよく書き抜いたなと思う。特に誉めることはしないし、特別にシャンパンを開けることもないが、去年まで老人ホームでケアワーカーとして働いていた男が、介護の業界新聞とはいえ、ジャー…
21時に寝て、22時30分に起きる。睡眠時間1時間半。眠気がないと嘘になるが、机に向かい珈琲を飲みつつ原稿を書き始める。こういう「眠れぬ夜」は睡眠薬などを飲むのは愚の骨頂で、むしろ、読書や執筆を強いて行うことで、自然な眠りを誘うのである。しかし、…
週末、会社の仕事を家に持ってきたが、結局、ほとんど手につかず、進まなかった。 私は会社の仕事は会社の仕事、個人の仕事は個人の仕事。「カエサルのものはカエサルのもの、神のものは神のもの」。おそらく、15年以上社会人をやっている経験上、会社の仕事…
午前1時に起きる。中途覚醒と言えば、まさしくそのとおりだが、この一人きりの夜の時間をいかに豊かに使うかが、今後の私の成功に関わってくる。酒は飲まずに(飲んでも構わないが)、読書と執筆に充てよう。そして、朝方、眠ればいい。 会社から持ち帰った…
山のような洗濯物を 腕を組みながら見ていた 恋人がほしいとここで 思っちゃいけない レンタルビデオは二日延滞 持ち帰ってきた仕事も スピルバーグみたいに最後は 奇跡をおこしたい 槇原敬之「SELF PORTRAIT」 この頃は珍しく忙しくしていて、週末、会社の…
この頃、筆力がとみに落ちている。原因のひとつとして、私の取材の厚みが足りないのかもしれないが、それ以上に文章作成能力が落ちている。文体の凝集力が明らかに落ちているが、業界新聞の記事はそんなものは求めていないので、この点は心配しなくてもよい…
まったくやる気が起きない。体調不良で、この週末は、家に引き籠もっているのだが、その間、肉体的な不調と引き換えに精神的には安定していたので、抗精神病薬を飲むのを怠った。すると、どうだろう——脳内の神経細胞間のドパピン濃度が低下したのか、何事に…
45歳になったら、ジャーナリストを引退して、再びフリーライターに転身したい。世間の、社会の情報を集めて、それを表すことに腐心するのではなくて、書くこと、自分の文章そのものに正面から向き合いたい。己のエゴイズムを見つめる——そのためにより自己中…