Entries from 2024-03-01 to 1 month

送別会

春は別れの季節であると同時に出会いの季節である。去る3月24日、日本聖公会・東京教区・環状グループで、聖アンデレ主教座聖堂に異動する卓志雄先生の送別会が行われた。私はチャペル会衆委員会の渉外担当ではないので、本来、出席は義務ではないのだが、「…

断定の措辞

昨日、ある児童文学作家へのインタビュー記事のゲラが上がってきた。それを素読みした後輩が言った。「兼子さんの思想が表現されていますね」こういう「コーナー」は普通の新聞記事よりも自由な文体で書けるので、自分の思考を率直に表現しやすい。ときどき…

中年は寂しい

月曜日はだいたい四ツ谷の角打ち 鈴傳で取締役、DTPオペレーターと飲む。4割が仕事の話、その他6割が他愛もない雑談である。ジャーナリストとしての成長する上で、とても助かっているが、同年代の同僚との交流が乏しいのが寂しい所である。最初は彼等に物珍…

酒場のサマリア人

先日、10ヶ月ほど仲違いしていた友達および彼の職場の同僚と竹橋と湯島を飲み歩いた。竹橋ではアットホームな味と雰囲気が特徴の居酒屋で日本酒をイッパイ飲んだ後、大の男四人がタクシーに相乗りして湯島に移動。目当てのラーメン屋が閉まっていたので、寿…

水割りの愉しみ

ジン・トニック、ウイスキー・ジンジャーを経て、最近はウイスキー・ウォーター(ウイスキーの水割り)を飲んでいる。昔、バーボンの水割りを飲んで以来、苦手意識があったが、中年に入り、酒をゆっくり飲みたくなったこともあって、この飲み方を始めたら、…

政治神学

編集者ジャーナリストとして身を立てようと決めた後、問題になるのは専門を何にするかだ。私はこれを文学・神学・政治学と思い定めようと思う。どれも頑張らなくても楽しみながら勝手にやっているというのが大事である。最近始めた(というよりむしろ、私は…

編集者

小説や短歌は書くべきだと思うが、今後、自分の中の文学趣味を捨てようと思う。つまり、それは私の文学者ライターとしての存在可能性を捨てたことを意味する。文学に執するより、私は編集者ジャーナリストとして、政治学、哲学、神学を横断的に書き記す方が…

Trotzdem

国際展示場でイベントの仕事のあと、葛西臨海公園で途中下車。コンビニで缶ビールを買って、汀の岩に腰を降ろす。東京の夜光に照らされる夜の水面を見つめた。

継続

4時。未明に起きて小説を書き始めた。特に早起きしたつもりはないが、22時に寝れば起きるのはこの時間だろう。 小説はノートに万年筆で書いている。別に鉛筆で書いてもいいのだが、文房具の女王は万年筆だと思っているので、これで書いている。パソコンのテ…

習慣

小説を書き始めたものの、冒頭で筆が止まっている。1週間以上も原稿を放置したままである。書けない訳ではなく、書き続けることができないのが最大の問題だ。小説を書くことが私の中で習慣化されていないのだろう。日記やブログと同じように小説も毎日書き続…

節制

四ツ谷の鈴傳でいつものお二方とイッパイやったあと、小岩の陋屋に帰宅する。10時間くらい眠る。 最近、酒を飲みすぎていると思う。このままでは痛風は治らないし、体重も減らないだろう。本当に酒好きな人間なのは分かるが、節制をしなければならない。 晩…

セントポールの隣り

昨日のミサの後、誘い合って、「セントポールの隣」で昼食会を行った。食事中は笑いがたえず、教会の生活はいいな、と改めて思った。カール・バルトは「信仰とは出会いである」「私は一人ではない」と言ったが、その神学を体現することができたような気がす…

開かれた世界へ

文学者ライターへの後ろ髪を引かれる思いを断ち切って、ようやく編集者ジャーナリストとして生きて行く覚悟ができたようだ。といっても、私の場合は与えられた原稿を編むのではなく、むしろ、自ら原稿を書くタイプの編集者であるし、そこに私の存在意義があ…

通勤電車

バーテンダーに転身しようか、そんなことを不意に満員電車の中で思ったが、思い過ごしということにして、意識の深層に押し込めた。介護福祉の記者は一見地味だが、私はけっして嫌いではない。4年間現場で働いていたから、私なりの課題があるし、何よりも介護…

私の出エジプト記

新聞記者ジャーナリストをいつまで続けようか、と自問自答するが、「出来るだけ長く」というのが私の回答である。有難いことに会社では貴重な戦力の一人として認められ、重宝されているし、小説家ライターとして立つ前に、まずは皆の期待に応えたいと思う。…

大斎節

教会の大斎節のプログラムの第1回が無事に終了した。チャプレンを初め、企画・参加してくれた会衆のおかげだ。私は疲れを感じていたが、ミサが終わる頃には治っていた。しかし、大斎節の期間は酒を控えて、穏やかに規則正しく過ごそう。単純に会社の仕事が忙…

被造物の悲しみ

我らは知る、すべて造られたるものの今に至るまで共に嘆き、ともに苦しむことを1。 『新約聖書』は5、6回、繰り返し読んでいるが、遂に上記の言葉にぶつかった。こういう本質を突く、思想に富んだ言葉に出会うから、『聖書』は侮れない。いつか、小説や随筆…

ウイスキー・ジンジャー

オンラインでの打ち合わせの後、ウイスキー・ジンジャーを拵える。ウイスキー・バックという呼称の方が一般的なのかもしれないが、私はジン・トニックに倣い、前者の方がしっくりくる。ベースを何で割っているのか、聞くだけで分かるからだ(ちなみにハイボ…