政治神学

編集者ジャーナリストとして身を立てようと決めた後、問題になるのは専門を何にするかだ。私はこれを文学・神学・政治学と思い定めようと思う。どれも頑張らなくても楽しみながら勝手にやっているというのが大事である。最近始めた(というよりむしろ、私は聖書を18歳の頃から読んでいるので、少年の物心ついた時に始まっている)、神学にせよ、文語訳 聖書は繰り返し読み、これも修行の一環なのかもしれないが、特に苦もなくやっているので、これは才能と見ていい。文学も勝手に読むし、勝手に書くので、これも大丈夫そうである。政治学は最近ご無沙汰であるが、この分野に関しては政治哲学(政治思想)に集中すべきである。政治の哲学は元を辿れば神学に由来し、それによってますます豊かになる。政治哲学は政治神学に還るのである。

さて、この中で文学はどのような役割を与えられているのだろうか。文学(Arts)は人間の業であり、人間の学である。それは必ずしも神の御心に適うものではない。文学と神学は鋭く対立する。旧約の歴史が示すように、人間の手仕事は神からの離反をもたらしてきた。文学と神学は近くて遠い関係——時に憎み、特に愛し合うのである。政治学が両者の仲を保つと考えるのは希望的観測に過ぎないのだろうか。