『山谷の基督』は死して復活した。企画は無事に生きている。「急がなくていいですよ」と言われたけれども、今月、今年は本腰を入れて研究すること。あるいは来年、再来年の発表になるかもしれないが、諦めずに完成させよ。
ゼミで報告した草稿をもとに、原稿をキリスト教系の出版社に持ち込みたい。開高健文学賞は純粋なルポルタージュを要求しているので、一から別の作品を書いた方がいいだろう。『山谷の基督』はルポなので文学に違いないのだが、理論を重視しているので、基本的に政治学の作品になるだろう。叙事ではなく、理論でなければ考えられないこと、伝えられないことがあるのだ。
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