BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

Entries from 2019-01-01 to 1 year

終わりと始まり

昨日は私の仕事納めだった。「私の」というのは、職場は365日24時間稼働しているけど、年の瀬の30日と31日はお休みを頂戴しているのだ。偶然かもしれないが、シフトを組んでくれたボスには感謝したい。埼玉県鴻巣の実家に帰省して、久しぶりに家庭の温もりを…

われ痛い故にわれ在り

モロイ作者:サミュエル ベケット出版社/メーカー: 白水社発売日: 1995/08メディア: 単行本 私がベケットに出会うのはかなり遅かった。たしか30歳を過ぎていたと思う。最初に『名づけえぬもの』を読んだ。小説である。改行ないし改段落をいっさいとらない書き…

現代の歌物語

トリアングル (中公文庫)作者:俵万智出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/12/19メディア: Kindle版 俵万智は歌人として知られている。『サラダ記念日』(1987年)は与謝野晶子『みだれ髪』(1901年)の再来と言われた。歌人はもちろん、歌人以外の普…

運転免許の更新

先日、運転免許の更新のために、竹の塚警察署に行ってきた。夜勤明けの髭面なので、悪人面に見えるけれども、更新期限が迫っているので、躊躇してはいられない。平日の朝は人もまばらだった。 窓口で手数料3,000円を払い、古い免許証をパンチしてもらう。視…

断眠療法

夜勤2日目。睡眠薬を飲んだが、一睡もできずにこの時間を迎えてしまった。 もう、睡眠薬、いらないんじゃね? 眠りたいときに寝る。寝れないときは文章を書き、本を読み、酒を飲み(飲んでも眠れない)、あるいは何もすることがなければ、布団でゴロゴロする…

日々新たなり

今日は夜勤入りである。恒例のように肉体的にも精神的にも不安定である。落ち着いて読書をすることもできないので、フテ寝しようと思ったが、目が冴えて仕方ない。いまはただ書くしかない。手を動かすしかない。 今年、私はブログを書き始めた。いままで軽ん…

熱量

12月13日。職場の忘年会。竹ノ塚駅・東口の〈博多劇場〉で開催される。いつからだろう。飲み会、宴会、総会、納会、忘年会と聞くと血が騒ぐようになった。私は忘年会を1ヶ月前から心待ちにしており、確実に参加できるように、当日のシフトは公休にしたのだ(…

新しい連帯

WEBライティングの練習のつもりで始めたブログも、気が付くと、すでに40件以上の記事を投稿していた。今年に入ってから、文章作成の方法として、LaTeXやMarkdownなどの所謂マークアップ言語を採用したので、いままで経験したことのない、不慣れな執筆作業の…

エゴイズム

いつからだろう? 人間の動機は問わないと決めたことがある。それは原因-結果の因果論的思考様式を前提にしているし、仮にあるとしても、単一ではなく、複雑に絡み合った束のようなものだと想像している。そのために、目の前にいる人に尋ねてみても、納得の…

人生の中間地点

この数日間、体が冷えている。眠りも浅い。仕事はエネルギッシュにこなしているが、たぶん、疲れているんだと思う。そんな時は、酒も煙草も控えて、滋養のあるものを食べて、よく寝る。これに尽きる。 今日は北千住で人と待ち合わせである。北千住は上野のよ…

若者のはじまり

つかめプライド つかめサクセス 元気のGは 始まりのG Gのレコンギスタ (作詞:井荻麟、作曲:菅野祐悟「Gの閃光」) 先日、大学時代の同級生と『GのレコンギスタⅠ 行け!コアファイター』を観に行った。映画館は新宿ピカデリー。金曜日の21:20に上映開始だ…

濃い味

4時。早朝のオムツ交換が終わる。利用者50名に対し、職員3人がかりである(通常は2人)。約1時間かかったが、失禁、便失禁などはなく、総じて順調である。 5時。離床介助と言えば聞こえはいいが、利用者を起こして、食堂に誘導する。夜勤で私はこの時間が一…

夜勤2日目

夜勤2日目。10時に帰宅したあと、飲むヨーグルトをゆっくり飲む。安眠を妨げるから、酒も煙草もやらない。セロクエル(クエチアピン)とマイスリー(ゾルピデム)を飲んで寝る。 17時に起床。若干、鬱を感じるが、気のせいだと思いたい。鬱は手を動かすこと…

午睡

浅眠、不眠が続き、また、夜勤前なので午睡をとることにした。14時までに洗濯、夕食の準備を終えると、布団を敷き、鎧戸を閉じる。抗精神病薬のクエチアピン(セロクエル)を飲んだが、目が冴えて、なかなか眠れなかったので、睡眠薬のゾルピデム(マイスリ…

眠れぬ夜に

昨日は3時間くらい眠っただろうか。浅い眠りだった。4時に目を覚ました。試しにウイスキーを飲んでみる。うまい。しかし、眠れない。むしろ、酒を飲んで、興奮、覚醒したみたいだ。アルコールは睡眠を妨げることを改めて確認する。布団に横になる。眠れない…

社会の汚穢の中で

昨日は仲よしの同僚とシフトが一緒だったので、帰りに関屋駅前の立ち飲み屋でイッパイやった。私たちの恒例の〈屋外ミーティング〉である。仕事の愚痴は出るには出るが、話題が新鮮で聞いていて飽きないのである。私は新聞は購読していないが、案外、ゴシッ…

仕事おわりの一杯

今日で4連勤が終わった。明日は休日である。正午まで寝ているつもりだ。 帰途、職場の最寄り駅近くの日高屋で、中華ソバの大盛りと餃子セットを食した。その後、西友に寄って、アサヒ・クリアドライ500mlを1缶買う。帰りの電車でちびちびやる。今日はこれで…

キレがいい

寒い。しかし、体の調子はいい。心の調子と言うべきか。 昨夜はオランザピンを1錠飲んだ。やはり、クエチアピンを省いたので、鎮静作用は少ない。起床後の頭の回転がいいのだ。薬が少なくて済む、ということは、やはり、私の病気は快方に向かっているのだろ…

軽躁

昨日は軽躁で仕事を乗り切った。 普段は鬱なのに珍しいことだ。 ほとんど寝ていなかった。床に就く前にオランザピンを飲んだけど、頭が働いて、目が冴えて、まったく眠れなかった。 軽躁になったのは理由がある。 まずは減薬したことだ。いままではオランザ…

目の下の隈

昨夜は眠れなかった。 薬を飲んで、23時に床に就いたのだが、頭は将来の期待と不安でイッパイでいっこうに眠れない。 眠れない時は、眠ろうと無駄な努力をするのではなくて、むしろ、まどろんでいればいい、と思いつつも、少しでも愉快に過ごしたいので、酒…

ある休日

13時過ぎに起きる。電灯を点けっぱなしにしていたので、うまく眠れなかった。 起きがけに煙草を吸う。コーヒーを淹れているあいだに、ウイスキーを一杯やる。 今日は新小岩のラーメン屋で昼食兼夕食を済ませたあと、金町の中央図書館で事務手続きを済ませよ…

寝汗

夜勤明けの昼寝。 寝汗をかいていた。抗精神病薬と睡眠薬を飲んだけど、神経が興奮しているのだろう。 今日は夜勤2日目である。これから食事を摂り、出勤する。 事故がないことを祈る。

現実逃避

今日は躁鬱病の調子が悪かった。 明日から夜勤である。 その前に存分に酒を飲む。煙草を吸う。私にとって、酒を飲むこと、煙草を吸うことは、目前の問題から逃避していることを意味する。その意味で非本来的な生き方なのだろう。 現実逃避なのはわかっている…

次の段階

今日は休日。昼食に中華料理屋でチンジャオロース定食を食べる。食後、自宅でワインを楽しむ。 次の段階について考える。やや、情緒不安定になるが、仕方がない。

牛乳とチョコレート

今夜は仕事と病気の山を克服したお祝いに、ウイスキーでも飲もうかと思ったけど、おとなしく、半額で買ってきた牛乳をチョコレートをオツマミにして飲んでいる。病気を克服するくらい、ありふれた話のように思われるかもしれないけれど、患者、当事者にとっ…

食べ物の思い出

寝起きに、母がおみやげに持たせてくれた〈ままどおる〉を食べる。熱いウーロン茶をすする。 今日、職場の上司が、私がくたびれていると見て、ゼリー飲料〈即攻元気〉を1個くれた。食べ物、飲み物の恩は忘れがたい。後日、ふとした瞬間に思い出すのは、疲労…

下宿に戻る

鴻巣の実家を離れて、葛飾の下宿に戻る。 今夜の夕食はすき焼きだった。普段、碌なものを食べていない私を、家族は精一杯、ねぎらってくれた。すき焼き。これほど、家庭的な、団欒の似合う料理はほかにないのではないか。もっと食べてくればよかった。 いま…

軍隊時間

14時過ぎに起きる。職業柄、軍隊時間(24時間)で思考することが身についてしまった。夜勤をしていて、昼も夜も働いているから当然なのだけれども、午前*時、午後*時という表現も情緒があっていいと思う。 今日は実家の鴻巣に帰る。 躁鬱病は確実に寛解に…

モニタリング

いま、私は、実際に一日に服用する倍の量の抗精神病薬(オランザピンとクエチアピン)を処方してもらっている。体調に合わせて飲む量を調節するのが当初の目的だったが、いまでは単に精神科を受診する回数を減らすための措置に過ぎなくなっている。このアバ…

30代

夏目漱石も、辻邦生も、村上春樹も、本格的に書き始めたのは30代なかばだ。この年代は精神的に亢進するものがあるらしい。 学問に、芸術に、身を捧げることで、破滅するのではなく、人生が好転するような経験をしたい。私は書くことで革命を起こしたいのだ。…