春は別れの季節であると同時に出会いの季節である。去る3月24日、日本聖公会・東京教区・環状グループで、聖アンデレ主教座聖堂に異動する卓志雄先生の送別会が行われた。私はチャペル会衆委員会の渉外担当ではないので、本来、出席は義務ではないのだが、「他の教会の人々と交われるし、懇親会ではお酒が飲めるよ」という名親の言葉に釣られて、去年の夏から参加している。仕事柄、いつもカメラを持参しているので、私は教会付属のジャーナリストのようである。
環状グループ協議会に参加して、ふだん接することのできない街場の教会の人々に出会うことは、多くの気づきを与えてくれる。私の怠慢から礼拝堂以外の教会に出かけることは少ないけど(その点、聖公会だけでなく、他の教派の教会にも足を運ぶ必要がある)、大学の礼拝堂は恵まれていると知ると同時に、近隣の他の教会の人々ともその恵みを分かち合わなければならないと感じる。将来、伝道師として活動するために、是非とも必要な修業の課程である(ただ飲み食いしているだけではない)。