戦闘服

4年ぶりにスーツを着た。リュックを背負い、クロスバイクに乗ると、自動車の窓ガラスに映った自分の姿は予想以上に堂々としていた。「万年筆は男の武器」と池波正太郎は言ったが、スーツは男の戦闘服である。この意味を4年越しにようやく理解することができた。現場労働者として、ダサいポロシャツを着せられた年月は、私にとって去勢されていたも同然だった。

今朝、転職のエージェントとWEB面談した。自分に対する協力者を一人でも多く作る努力をしよう。仕事と趣味を通じて、ファンを作る。ファンを大切にする。これは芸術家の務めである。