BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

古典的エナジードリンク

昨日の職場はぱっつんぱっつんの人員だったので、しゃにむに働き、帰宅すると、布団に倒れこむ。——泥のように眠った。

目を覚ましたのは午前2時。一日の終わりとも始まりとも、けじめのつかない時間である。

洗濯物を干すと、自宅近くの自販機に向かう。500ml 110円のペプシ・コーラを買う。この頃、真夜中の読書と執筆のお供にコーラを飲むことが多い。これがすこぶる良いのである。私は酒徒ないし酒豪として自他ともに認めているが、実は勉強する時は酒は飲まない。殊更、禁酒の意志がある訳ではないが、一度これらの飲料を口にすると、勉強が続かないことを経験として理解しているのだろう(ただし、読書会の後半、疲れてきた時に景気づけにイッパイやると元気になる)。

近年はレッドブルを嚆矢に、各社がこぞってエナジードリンクを製造、販売しているが、私は古典的クラシックなコーラが好きだ。そもそもコーラはハッカーないしプログラマー御用達の飲物である。ビル・ゲイツもコーラが大好きだ。同じコードを書く、テキストを書く人間として、作家ライターとも相性がいいのか、スコット・フィツジェラルドはアルコール依存症の治療の過程で、コーラを飲みながら『ラスト・タイクーン1』を書いた。

補遺

コカ・コーラペプシ・コーラのどちらが好きか? 私はほのかに柑橘の香りがする、ペプシ・コーラを推したい。


  1. 未完。