溶けたタマネギ

一昨日、夕食にカレーを作った。材料は鶏肉、ニンジン、タマネギ。ルーはゴールデンカレーの甘口を使った。

大鍋に具材を入れて、30分ほど煮込むと、大まかに刻んだタマネギは概ね溶けてしまった。ニンジンは1袋(3本)を使用したので、鶏肉よりも存在が目立ち、結果として、チキンカレーというよりも、ニンジンカレーとなった。

素材ないし材料をいかに活かすか? その点、料理と文学は相通ずるものがあるが、私は文学に比べると、料理は繊細さに欠け、男の料理の域を出ることはない。生活において、読書、執筆、睡眠を優先しているので、食事は手早く済ませたいのだろう。それなりに栄養があり、満腹になればそれで良い。私は食事に関して、つべこべ言うのははしたないことだと思っているので、グルメではない。ただの大食漢である。その点、文学に対する気難しい、神経質な態度とは大きく違っている。

しかし、仕事と勉強の合間に包丁を持つのは、それなりに気分転換になるし、癒しにもなる。今年は創作と料理に励んで、再生の道を歩みましょうか。