BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

仕事始

1月5日。仕事始。溜まっていたメール、校正を処理していく。文化的雪かきであるが、手際よくこなすと気持ちがいい。

新年会では、WEBコーダー、DTPオペレーターの方々と同席した。

「兼子は仕事ができるんだから、辞めちゃ駄目だよ」

「今回、たまたまロシアン・ルーレットに当たっただけじゃないか」

同僚達のそんな声を聞いていると、この会社でもう少し頑張ろう、と思えてくる。

ただし、社業は頑張りつつも、今年は個人事業として小説を書きたい。作品を書くことで、私は自己を取り戻したいのだ。