BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

執筆・編集・伝道

今年一年の計はすでに決まった。恐れ、慄き、鬱に襲われる時もあるが、人が自由を手にする過程において、不安は必ず附いて来るので、仕方ないことだ。芸術家として生きるためには、すべての生活を作品に従えなければならない。芸術至上主義と批判されるかもしれないが、作家の生活は実際そのように作られている。

そのための生活費を稼ぐためには、資産運用や、アルバイトをしなければならないが、編集の業務委託の案件は避けた方がいい。他者の企画に参加、干渉して、余計な雑念を入れたくない。ただし、WEB/DTPの能力の底上げを図りたいので、DTPオペレーター、WEBコーダーの求人があれば検討したい。しかし、案外、どこかの居酒屋の厨房で、酒や肴などを作っているかもしれない。

思えば、たった1年間だが、介護・福祉をしていた頃からだいぶ遠くに来た。今後は執筆・編集・伝道を三位一体の理想イデアとして大切に守りながら、私の生活はすべてそれに仕えたい。介護をしていた4年間は無駄だったのではないか、とふいに思う時があるが、私は介護と病気をしなければ、キリスト者にならなかった。作品と人生は効率だけで計ることはできないのである。