昨日、仕事上がりに後輩と日高屋に行った。ビールを傾けながら、諸々の人生の悩みを話していたら、孤独が癒されたような気がする。「兼子さんは書き続けている間は闇に落ちることはありません」と言ってくれる後輩には感謝しかない。よく分かっているじゃないか。ありがとう。
出版/WEB問わず、編集の求人に応募し続けている。企業の反応はさまざまだ。私の過去のDTPの経験を評価してくれる人もいれば、現在のライターの活動に興味を持ってくれる人もいる。派遣社員の頃に経験した進行管理ももちろん活きているだろう。しかし、なかでも介護福祉士の資格に瞠目してくれると嬉しい。介護をしながら、ライティングもDTPもこなす類稀なる人材。そう見られていると自惚れたくなる。もちろん、お祈りメールが届いた時は、先方の要求と合っていなかったんだ、と観念する丈である。
しかし、転職活動は今が一番たのしい。新卒の頃は自分のスキルが足りないことはもちろん(大学院卒はそれなりに覚悟が必要である)、リーマンショックと東日本大震災で相当な苦戦を強いられた。戦いにならなかったと言った方が正しいかもしれない。まあ、今から思えば、ボンヤリ生きていた若者だったからしょうがない。
過去の転職活動は、顔色青ざめていたことを記憶しているが、今回はそんなことはない。相当強気である。抗精神病薬の薬効で神経細胞間にドーパミンが満ち満ちているのかもしれないが、それだけが理由ではない。
自信があるんだと思う。先方にアピールできるポイントが分かっている。だから、挑戦した結果、お祈りメールが来ても、たんに「合わなかったんだな」と納得することができる。逆に良い反応を示してくれる企業、俗っぽく言えば、私に食いついてくれる企業は、「私のこの経験、技術、資格が気になるんだろうな」と想像することができる。『Gレコ』のアイーダさんは「想像しなさい!」と事あるごとに言っていたが、それは転職活動にも当てはまるらしい。