BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

かじかむ心

朝、目が覚めると、心が妙にかじかんでいることに気づく。ブログを書いたら、薬を飲んで、二度寝してしまおう。

昨日、退職の意志を伝えるための上司との面談があった。先方は週3日勤務などを提示してきたけど(その働き方には痛い思いをしているので)すべて却下。無事、こちらの主張どおりに、3月末で退職できる見通しだ。

山谷のルポルタージュが順調に書けているのが、何よりの慰めだ。第5節「ヨハネの愛憎」を書いて擱筆する。まだ習作の域を出ないが、昨年の活動報告として、転職活動のためのポートフォーリオにする。タイトルが『山谷の基督』なので、万人受けは望めないが、書いていて楽しいので、読んでも楽しいだろう。創作とはそういうものだ。

昨日、職場の直属の上司と話していたら、「三十代で自分の職業を固めないとまずいですよ」と言われた。彼の言うとおりだ。私もライターとして生きていく覚悟を固めなければならない。そのための転職活動だ。しかし、将来の私は毎日原稿を書きながら、新たに資格を取ることも怠らないだろう。文筆だけで食べていけると思うほど、私は楽天家ではない。それ丈、世間と人生を知っているのだ。