地下室の手記

出勤前、鞄の中にドストエフスキーの『地下室の手記』を忍ばせる。電車の中で紐解くと、鉛筆で書き込みがたくさんしてある。たしか、大学4年生の時に読んだが、学生の当時、この本の内容を理解できていたのだろうか。『地下室の手記』の主人公は40歳。私の実年齢に近いではないか。

サラリーマンで物書きをしている己に嫌気が差すが、赤ワインを飲んだら、少し気分が良くなる。今年はほどほどに酒を飲んで堪えよう。