Level 4

今日は早番。仕事を終えて帰宅すると、18時に寝て、22時に起きる。それから執筆と読書。

ルポ『山谷の基督』がそろそろ完成する。それに伴い、WEB上で公開しようと思う。

当ブログ BOOKMAN 1986で"Works"としてPDFファイルを閲覧、ダウンロードできるようにするのはもちろん、ブログ本文の記事としてもアップしたい。その際、障壁になるのが、ファイル形式である。

はてなブログははてな記法以外に、MarkdownとHTMLで執筆できるようになっているが、私は普段、紙に出力する文書はLaTeXで書いている。

www.latex-project.org

Markdownで書けばいいじゃないか、と言われそうだが、表現力に限界があるし、私はLaTeXというマークアップ言語に相当の愛着を持っているので、ある程度の不便は致し方ないことだと思う。TeXは私のコンピューティングの嚆矢となった言語で、それを手軽にインストールできるLinuxにも恩義があるが、実は私はOSに対するこだわりはほとんどなくて、Windowsもけっこう快適に使っている1。Macは進んで使わない。Winとキーボードレイアウトの違いに戸惑うことが主たる理由だが、昔、このMacとAdobe Illustratorの組み合わせで、深夜にさんざん働かされたことが、Macを忌避する密かな理由ではないか。いずれにせよ、Macは肌に合わない。私は根がギークなので、オサレな服が合わないのだ。多少、オタクっぽい恰好の方が落ち着く。

話が逸れたが、LaTeXのファイルをHTMLまたはMarkdownに変換する必要に迫られている。変換ソフトとしてはPandocが有名だが、これはLaTeXの日本語のマクロに対する理解がほとんどないので、ルビを多用した私の文体がほとんど吹き飛ぶのである。

https://pandoc.org/

なので、他の選択肢として、Linuxに搭載されているHEVEAというソフトを使いたい。LaTeXをHTMLに変換してくれるのだが、Pandocよりも変換の精度が高いのである。とはいえ、ルビのコーディングは最後に自分がやらなければならないのだが。トホホ。

https://hevea.inria.fr/

ということで、これを機に自分のコンピューティングの知識と技術の階梯をもう一段階上げようと思う。たとえば、LaTeX、HTML/CSSなどのマークアップ言語の学び直しはもちろん、C、C#などのプログラミング言語の学習にも精を出したい。プログラミングの経験は、TeXでマクロを組む際にも役に立つはずだ。10年後は文書の組版だけでなく、LilyPondで作曲もしているかもしれない。ライターとしての技術の底上げを図りたい。


  1. WSLの搭載は、Windowsを再び汎用OSたることを世界に知らしめた。