BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

斬新的改革

ストレスが減ったのか、この頃、煙草を吸う機会が減ってきた。

もちろん、取材先で息抜きに一服したり、仕事中、眠気覚ましで一本吸うことはあるけれど、日常的、習慣的に吸わない。

よく、酒を飲むと煙草を吸いたくなると聞くが、あれもやらない。確かにタンニン強めの渋い(そして安い)赤ワインは煙草と合うが、それ以外のビール、ウイスキー、ジンなどには合わない。一見、ウイスキーと煙草は相性がいいと思われるかもしれないが、モルトの繊細な風味が損なわれるので、これもお勧めしない。ただし、強い蒸留酒と、パイプ、シガーなどの強い煙草の組み合わせは、アルコールとニコチンが溶け合うので、そういう目的であれば使える。

要するに段階的に紙巻煙草を廃止したいのである。

やはり、紙巻シガレットは気軽に吸えてしまうので、常習性が高い。そうなると健康上いろいろと不都合が生じるので、この際、止めてしまおうと思う。先日、健康診断を受けたら、血圧が高かった。私は大して煙草を吸っていないが、やはり、気をつけた方がいいだろう。薬を飲むよりも先に生活習慣を見直す方が先だ。そろそろ酒にもメスを入れる日が来るだろう。

ただし、パイプは私の精神スピリッツの象徴だから、これは手放したくないのである。