BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

足で稼ぐ

取材のネタが尽きた。

自分の持てる人脈を駆使して、独自に取材をしなければならない。今では疎遠になっている人、多少気まずくなっている等々たくさんいるが、そこは頭を下げて、人と人と繋げてもらうしかない。そろそろ新聞記者ジャーナリストとして、覚悟を決める時だ。

そして、大事なのは、机に、パソコンに齧りついていないで、自分の足で稼ぐこと。これは営業職も、介護職も、記者も変わらない。動いた人間、働いた人間が勝つのだ。

私は今、会社に鍛えられているのだと思う。別に圧力を掛けられている訳ではないが、組織の要求を一身に受けることは、フリーで活動していた頃には、経験したことがないことである。入社してまだ3ヶ月経たないが、ジャーナリストとして本格的に活動する時だ。職業に相応しい顔と体になるはずだ。