麦酒と覚悟

夜半、目が覚める。思い出したように、冷凍庫に冷やしておいた、トスカーナ地方の白ワイン POGGIO AL SALE を飲む。清涼かつ淡麗。飲み方を工夫すれば、コンビニで買ってきた、600円相当のワインでも十分楽しめることを再確認した。

一昨日、歌会のあと口寂しくなって、小岩の居酒屋 菊乃屋のカウンターで瓶麦酒ビールを傾けていた時のことだ。もちろん、一人なので、飲んでいる間も、目は活字を追い、指は頁を捲っている。

その時、不意に得心する瞬間があった。それはこの先、文筆で闘い続けるには、腰を据えて勉強をしなければならない、という事実である。それは文学のみならず、ITなどの技術も含んでいた。

このブログは昨年の秋から毎日更新を努めてきたが、すでに書き慣れてきたことであるし、そろそろ不定期に更新してもいいのではないか、と思い始めた。

それでも更新は頻繁にするし、ライターとして毎日ハミガキをするように文章を綴るのは当然であるが、その時間と情熱を小説と短歌の創作に振り向けたいと思うようになった。今、そしてこれからも、私にできることは、客観的生活条件が変わっても、それでも腰を据えて、腹を括って、読み、書き続けることである。