私はPCが好きだ。しかし、私がPCに対して求めるものはそんなに大きくはない。新品でさえあればいい(昔、中古PCで痛い思いをしている)。CPUはCeleronでいい。メモリはOSの要件をクリアする分で十分だし、グラフィックボードには拘りはない。ハードウェアは特殊でない、ごく一般的なもので、Linuxが動いてくれればいい。つまり、メーカーのエントリーモデルでいいのだ。
私のコンピューティングといえば、テキストを入力して、コンパイルするだけのごくシンプルなものである。ビル・ゲイツがMicrosoft Basicを開発した頃とやっていることはほとんど変わらない。もちろん、音楽も聴くし、動画も再生するけれど、PCで完結しようとは思わない。むしろ別個に、大型のモニターとBlu-rayプレイヤーが欲しいくらいである。
今の私のPCの構成は、Win10 + Celeron + RAM 4G。2017年に購入したMouse Computerである。正直、この時代では厳しい。完全にロートルである。Win10は今でも良いOSだが、システムにハードウェアが追いつかない。今、YouTubeで、ゆゆうたの「ニコニコ組曲」の演奏を聞きながら、この原稿を書いているが、いつかそれも出来なくなる。今、若干、IMEがもたついている。「あ」をスムーズに入力できない時がある。。。
実は一昨年、このPCを修理に出した際に、Mouse Computerで新しいモデルを購入したのだが、なぜか、そちらがサブ機になっている。構成は、Win11 + Celeron + RAM 8G。また、Celeronか……と思われるかもしれないが、世代が違うので十分快適に使える。しかし、なぜ、私は2017年の旧式PCを使い続けるのか? 理由はただ一つ、愛着である。PCを本当にライターの道具にしたのは、このPCが初めてである。初めての彼女ではないが、本当に恋をしたのはこの女に触れてからである。今どきの若い子よりも、歴戦を共にくぐり抜けた古女房がたまらなく愛おしい。……あまり、こんなことを書くと怒られるか。
いろいろと不便をすることが多いが、修理と換装を繰り返して、これからも使い続けたいと思う。Windowsのサポートが切れたら、Linuxを入れればいいし、その方が動作が快適になるから、まだまだ現役で行ける。ちなみに、私が今まで頑なにPCと言い続けてきたのは、Macへの対抗心のためだ。私はビル・ゲイツとリチャード・ストールマンをリスペクトしている。
昨日、速達で友達から4GBのメモリが届いた。