タコの足を食う

ブログのネタがない、という問題がある。これは新聞のネタがない、と似た状況で、書くべき事実コトが見つからないということである。事件がない、あるいは、それを探す努力を怠っているのである。これは、寿司のネタがない、という状況にも例えることができるが(この頃、時間を見つけると一人で寿司を食べに行くことがある)、寿司ネタを仕入れていないという状況である。文筆も飲食と同じで、ネタは店の外から仕入れなければならない。タコが空腹のあまりに、自分の足を食べるように、小説家が自分の身を切り売りして書くようになると、いろいろと生活に支障が出てくると言ったのは、吉行淳之介である。

勉強しよう。読書をしよう。書くネタを仕入れるために。