BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

寝汗

この所、寝汗がひどい。冷房を入れて、眠りに就き、夜半目覚めると、頭と首のまわりにじっとりと汗をかいている。ここ半年くらいで、かなり目立つ現象のような気がする。

原因はいくつか考えられる。まずはアルコール。寝る前に多少飲むので、それで身体が火照っているのかもしれない。

次は体格。この半年で私は明らかに太った。体脂肪の上昇がどの程度、体温の上昇に比例しているかは分からないけれども……。

三つ目に考えられるのは内服薬である。これが最大の原因なのではないか。抗精神病薬のアリピプラゾール(エビリファイ)はドパミンスタビライザーと言われる。神経細胞間のドパミンの濃度を調整するのだけれども、多分、発汗のメカニズムにも関与しているような気がする。この頃、薬を増量したので、この点に関して、医師に訊いてみたい所である。

もちろん、このような薬理的な原因だけでなく、精神的に絶えず緊張していることもあるだろう。今の仕事、職場は前職に比べて、ストレスが少ないが、やはり、絶えざるプレッシャーに曝されているのかもしれない。また、これは職業生活に留まらない、というのが私の見立てである。