金を稼ぐ学問

グレゴリー・マンキュー『マンキュー入門経済学』を読んでいる。

どうして、時間の合間を縫って経済学の勉強をするかというと、政治学を勉強していた頃の名残で、政治の下部構造を認識したいという思いもある。しかし、もっと単純な動機として、金を稼ぎたい、という思いがある。政治学は力を操る学問であり、経済学は金を稼ぐ学問である。露悪的に見る嫌いはあるが、この単純な事実は否定できないはずである。

学問を離れて、日常の金の話をすると、貯蓄の内訳を変えようと思う。つまり、普通預金に寝かせている貯蓄の一部を、株式や債券などの証券や、投資信託などに替えようというのである。経済学的に見れば、これは投資ではなく、個人の貯蓄の一環である。何ら特別なことではない。

経済的自由は、文学的・政治的自由の獲得を可能にするか。この数年間で身をもって確かめてみたい。