であることとすること

記者のくせに原稿を書かない日がある。今日はそれにあたる日で、午前は校正などの編集作業に没頭して、午後は取材に出て、新しい記事ネタを探していた。こんな日は懸命に働いたけど、(本当の)仕事をしていないな、と思う。白紙のような一日だった。

その空白を埋めるべく、今日もブログや日記を書いてしまう。やはり、息をするように、読み書きをするたちの人間なのだろう。記者の仕事にある程度慣れたら、来年は小説を書きたいな、と切に思う。私は新聞記者ジャーナリストである前に小説家ライターなのだから。

仕事をする上で、案外、自己認識アイデンティティは大事である。何でもやりますと安請け合いして、結果、何にもならない事例を私は何度も見てきた。