エディターズ・ハイ

チャペルジャーナル「レンガと蔦」の制作が佳境に入っている。と、前回のエントリでも書いたが、今回は本当に佳境である。ぎりぎりの工程で作業しているので、だんだん目がギラギラしてくる。ドーパミン、あるいはアドレナリンが出ているのだろう。あんまりこの状態が続くと、身体に負荷がかかってよくないが、適度な興奮は仕事を楽しくする。仕事が苦ではなくなるのである。昨夜は会社を半休して、午後、自宅で編集作業に充てていた。その甲斐あって(もちろん、他の編集委員のお蔭で)、進捗の遅れを一気に挽回することができた。まさしく、エディターズ・ハイである。

このままの勢いで、介護の業界新聞の記者を辞めてしまって、教会の会報誌の編集に専念してしまった方がいいのではないか、と思う瞬間が少なからずある。もちろん、教会からペイは出ない、いわゆるボランティアだが、生活費は後から何とかなるだろうと思えてくる。生活から理想を作るのではなく、理想から生活を作る。数学者の岡潔は広中平祐に「理想から問題の解答を導く方がいいですよ」と言ったが、これは聖書の教えと同じではないか。