BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

校了とその後

「レンガと蔦」の原稿が仕上がった。後は校正・校閲を待つのみである。

今回の第9号はイースター特集。他教会、学生との交流を企図したので、内容は充実している。レイアウトも前回の反省を踏まえて、改良しているので、見た目も美しいと思う。InDesignもWordも使わず、Libreoffice Writerでよくここまで出来たと自分でも感心している。執筆、編集はもとより、組版はもともと好きなので、スケジュール的にはきつかったが、楽しみながら仕事ができた。

正直、新聞記者をしているよりも充実しているので、このまま教会附属の編集者になってしまおうかと思う。それでは稼げないではないか、と言われそうだが、出版の動機は金がすべてではないので、他で費用を捻出すればいいと思う。実際、あの「朝日新聞」だって、新聞だけでは社員を養えないので、土地とビルを転がして、なんとか資金を捻出している。効率よく稼ぐなら他に方法がある。出版に大切なのはイデアなのだ。

もう、気乗りのしない仕事をするのは辞めて、自分が心の底から納得する好きな仕事をしたいと思う。あとはほどほどに労働と投資をして、生活費を捻出すればいい。独身だから大して金は掛からない。自炊をすれば食費は浮くし、酒は書斎でちびちびやればいい。外食は自分の楽しみではなく、ほとんどオツキアイなので、ある意味必要経費である。

フリーライターになる日はそう遠くない。