石の上にも三年

私が今まで携わった仕事の中で、3年以上続いた仕事を挙げてみる。

  • 書籍の進行管理
  • 介護

記者ライターではないのか、と思われるかもしれないが、私はこの仕事に関しては初心者である。確かに新卒で10ヶ月間、ミニコミ紙の記者をしていたし、個人でもいろいろ書いていたから、素人ではないけれども(その意味では編集全般の経験は、やはり介護よりも長いと言える)、玄人とは言い難い。

「石の上にも三年」という言葉があって、現場で介護労働をやっていた身としては、3年間も耐えられませんよ、奴隷にするつもりですか?と思っていたが、気が付けば4年間やっていた。最後の1年間は夜勤もやっていなかったから、仕事自体は楽だったな。

今、顧みると、3年以上続けて本当に良かったと思う。介護福祉士という国家資格を取れただけではない1。一人前に仕事ができ、その働きぶりを人が認めてくれるからだ。実際、私の今の職場も、私の介護福祉士としての知識と経験、資格を買ってくれて、それで公私ともに記者に転職することができた。人間、何が刺さるか分からないものである。

記者として一人前になるために、今の会社で3年以上頑張ろうと思う。


  1. 元、と言うべきか。私はこの資格を今後使うことはないだろう。