もう一度

「よし。この人生をもう一度!」フリードリヒ・ニーチェの有名な言葉だが、私は詳しい出所は知らない。おそらく、『ツァラトゥストラかく語りき』の永劫回帰くだりだと思うが、今、学問したい気持ちが高まっているので、学生のころ読んだまま放って置いたこの本を、再び読み返したい。

私は今の仕事をもう一度したくないし、今の生活をもう一度したくない。

もう、こりごりである。

私は自分の仕事は自分で作りたい。自分の生活は自分で作りたい。

疫病と不況と戦争で没落する世界の片隅で、私の努力と才能が問われている。