外に求める

先日、友達が主宰する広報の勉強会に、午後半休を取って参加した。りえぞん企画とWovn Technologiesの共催で、宣伝会議の講師を務める山下和行氏が登壇。豊富な事例と理論を参照し、社内広報(IC, internal comunication)の意義を説き明かした。

私がこの勉強会に参加した理由は、友達に特別に招待されただけでなく、現在の報道の仕事から、将来、広報のそれに派生することを予感しているからだ(事実、すでに教会の広報に携わっている)。新聞記者をしていると、取材先で広報の担当者に関わることになる。私は彼らの仕事、彼らの存在を知りたいと思うようになった。

貴重な有休を使って、勉強会に参加するというのは、普通のサラリーマンの感覚では考えられないことだろう。しかし、この執筆・編集の仕事は、趣味と休養がないまぜになって進歩するのである。結果的にいつも仕事のことを考え、行うことになるのだが、それ位の構えでなければ、ライター/ジャーナリストは務まらない。

つまらない話になった。いずれにせよ、この勉強会を通じて、幾つもの出会いがあった。出会いは新聞記者の醍醐味である。社内で不遇を託つのならば、社外に出て行けばいいのである。それが新聞記者の本来の姿ではないだろうか。