BOOKMAN

TAKASHI KANEKO

師走の候

コロナとの戦いで、長時間ストレスに曝されているせいか、同僚たちのお腹の調子が悪い。防護服を脱ぎ、下腹部を抱えてトイレに駆け込む姿が目立つ。私もなんだか胃がムカムカする。終業間際に上司の吉野さんが言った。「いつまでこれが続くんすかね」

365日、休みなく稼働している私の職場に、仕事納めの概念はなく、私個人としても、今後、勤めていても、サラリーマンのように働くことはないだろう。毎日働く。これが信条である。

最近、文筆の勢いが落ちている。師走の寒さで気を引き締めて、緊張テンションを高めにして、気持よく書き飛ばしていきたい。

来年は生活が様変わりする。今から物事を少しずつ勧めていきたい。今年は苦楽の多い一年だった。来年はその強度がさらに増すだろう。本当の戦いはこれから始まる。